「猪瀬、都知事辞めるってよ」ってタイトルがウェブに氾濫しそうですが

山本一郎です。ある種の猪瀬ウォッチャーです。

というわけで、与党までもが猪瀬降ろしのプレッシャーをかけようとしている状況で、辞任の方向という報道が出てきました。19日表明、って今日じゃないですか。

猪瀬知事、辞職の意向固める…19日表明へ(読売新聞 13/12/18)

何しろ、百条委員会、本丸の自民党からの辞任勧告、自らの手柄と信じて止まない東京五輪への悪影響の懸念と、さすがの猪瀬さんの神経でも状況の不利を悟って自ら身を引く決意をしたというのは止むを得ないところといえましょう。

猪瀬知事追及で百条委設置を決定…都議会議運委(読売新聞 13/12/18)

猪瀬氏、東電病院を話題に…答弁虚偽の疑いも(読売新聞 13/12/18)

猪瀬知事は辞任を、高村・自民副総裁が要求(読売新聞 13/12/18)

といって、一連の話の中ですでに刑事告発されている公職選挙法違反の部分や、着火目前と言われる贈収賄方面は別に逃げ切ったわけではないという状態ですので、どういう形であれ「政治家・猪瀬直樹」は幕引きにならざるを得ないのでしょう。そうなると、テレビ朝日の『モーニングバード!』方面で幻冬舎の見城徹社長が猪瀬さんの身柄を預かって退路を用意してあげて、2月の都知事選スタート、というのが読み筋になるでしょうか。

そして、百条委員会が立った場合に特別秘書の鈴木重雄さんが証言することになります。紛れもない、一連の疑惑の中心人物なんですが、この御仁は要するに”禅譲”された猪瀬都知事の行事役でありまして、要するに前都知事の石原慎太郎さんの資金集め装置の一翼を担っていたと目されるわけです。

「石原後継」の証明!? 猪瀬直樹都知事が特別秘書に起用した「石原秘書軍団」の一員とは(現代ビジネス 12/12/27)

もともと、政治家を支援することが好きな安原氏は、事業が好調な時、本社近くの同社所有マンションに石原氏後援会の「石原慎太郎関西本部」を置いていた。 (略) つまり、安原氏はバブル絶頂期から、辛酸をなめ、復活した現在に至るまで、一貫して石原氏を支援、その「東京駐在」が鈴木氏だった。東京・青山の富士ホームサービス東京支店長だった鈴木氏は、石原氏が2ヵ月に一度の頻度で開いていた「石原慎太郎の会」という昼食会で司会を務めており、「政官パイプ」を絶やさなかった。

出典:「石原後継」の証明!? 猪瀬直樹都知事が特別秘書に起用した「石原秘書軍団」の一員とは

この鈴木秘書こそが石原王朝といわれた権勢を支えた一連の徳洲会疑惑の中心人物であり、また石原&旧たちあがれ日本→旧太陽系が大阪維新の会と全国政党に打って出る要石となっています。

なおも様々なドラマが都政を舞台に繰り広げられるかもしれませんが、これで東京都も千葉県や大阪府といったネタの宝庫に戻ってしまいました。この後、まともな人が立候補してくれれば良いのですが。