「ペットボトル入りお茶が健康に悪い」とかいうガセネタを探る

山本一郎です。にんにく入りのラーメン喰ったら何故かケツが痛いです。

ところで、昨今また「ペットボトル入りお茶」に関するガセネタがたくさん流れているようで、巡回している先に馬鹿みたいなURLが流れてきて興味を持ちました。もちろんお茶についてではなく、ガセネタを引用している馬鹿についてです。

ペットボトルのお茶はお茶ではない(ヴィーガン時々ゆるベジ☆marijuのブログ☆)

防腐剤入りペットボトル茶!放射能入りペットボトル茶!】(きーくんパパのブログ)

読んでいて馬鹿が極まっているなあと思いながら閲覧していたのですが、もちろん元ネタはこの辺のガセネタサイト群です。

お茶が甘いのは味の素が入っているから~安いお茶でも味の素を加えれば10倍の値段の高級茶に~(るいネット)

ペットボトルのお茶が危険!?『防腐剤入り』どころか『放射能入り』まで販売されているとは!!(NAVERまとめ)

もちろん、製法については伊藤園のサイトに出ておりますし、特許の内容も見られるわけで、「ペットボトルのお茶がお茶ではない」とか振り切れた主張をしている馬鹿の知能についてが心配になるレベルです。

ティーナチュラル製法(伊藤園 公式サイト)

で、一部茎を使っているんだとかいって「お茶ではない」とか騒いでいる馬鹿もいるわけですが、一億歩譲って茎を使っているのだとしても、そもそも茶葉を使うよりまろやかな茎茶というものがあるという常識もないみたいで驚きです。

茎茶(ウィキペディア)

また、中国から輸入している茶葉には残留農薬が、という話も出ておりますが、これまた仮に中国産の茶葉や茎を使っているという話で十億歩譲ったとしても、そもそも検疫がありまして、ポジティブリストに載るような薬品や濃度では輸入できません。ましてや、ペットボトルの中のお茶で健康に問題のある濃度で残留農薬があるのだとしたら、それは回収騒ぎとなってホテル食材偽装というレベルの話ではありません。

商品ごとの輸入手続き : 動物・植物性生産品、食料・飲料等(JETRO)

他にも、酸化を防ぐためにビタミンCが入っているので危ないとか、防腐剤だ窒素充填してるんだとか騒いでますが、彼らの脳みそが腐っているとしか思えないんですよね。石油由来のビタミンCだからいけないとか言い始めてて、原料が何であろうが化学式が同じであれば同じ物質であり、塩も砂糖も口にできない人たちになってしまいます。

つまり、すべては程度問題であって、腐った食べ物を口にしなくてすむような公衆衛生と、防腐剤その他の添加物を摂り過ぎることに対する健康のトレードオフを見誤っているわけですね。しかも、どういうわけかペットボトル入りお茶には放射性物質が、とかいう話になっており、本腰の馬鹿なんじゃねーのと思うわけです。今年もロシアでウォッカを飲みまくる私に対して喧嘩を売っているとしか思えないです。毎年普通に30ミリシーベルトとか浴びてる私はどうすればいいんでしょうか。

別に日本の食品の安全基準に頼り切って疑うなというわけではないけど、一定の合理性と専門性があって成り立っている世界で馬鹿がガセネタ流して警鐘を鳴らしたつもりになってるのはよろしくないと思いますね。

安全なmixiをよろしくお願い申し上げます。