TwitterやFacebookでのなりすましがいよいよ盛んなようです

山本一郎です。なりすまされても名前が名前なので文句を言いづらくて納得できません。

ところで、SNS等における偽アカウントやなりすまし関連の話題がいくつか目につきましたので、改めて取り上げてみます。

まずはTwitterですが、ディズニー公式を名乗る偽アカウントが人気で問題になり、東京ディズニーリゾートの公式アカウント自らが注意喚起を行っておりました。

【お願いと注意】公式と名乗るアカウントからチケットプレゼントのお知らせなどが出回っているようです。RTやフォローを促していますが、東京ディズニーリゾート公式ではありませんのでご注意ください。東京ディズニーリゾートの公式アカウントはこちら@tdr_prのみです。

出典:東京ディズニーリゾートPR【公式】

むしろチケットをプレゼントされるという夢を育むなりすましアカウントのほうが希望があって良いのかなとも感じましたが、やっぱりなりすましはいけないことですね。

ネットメディアでもこの件を取り上げて報じた記事がいくつかありました。

「ディズニー公式」名乗り広告サイトへ誘導 偽Twitterアカウントに注意呼びかけ(ねとらぼ 2013/10/29)

東京ディズニーリゾートが異例の注意喚起 「公式と名乗るアカウントからお知らせが出回っているようです」(ロケットニュース24 2013/10/29)

今回問題となったと思われるアカウントは「ディズニー【公式】」(@disney_bot_jp)を名乗り、フォロワーは14万人以上。「ポイントを貯めてディズニーのチケットやAmazonギフト券を手にいれましょう!」などと広告ページに誘導していた。

出典:ねとらぼ

本物の公式アカウントのフォロワー数が50万強であるのに対して、偽アカウントのフォロワー数は14万人以上だったということですから、さすがディズニーのブランドパワー侮りがたし。試しにTwitter検索で「ディズニー」という単語が含まれるユーザー名を検索したところ、際限なく結果がずらずらと並んで、これはディズニーの中の人も大変だなと思った次第です。

で、ざっと見てディズニー関連でTwitter認証済みアカウントを取得できているのは「ディズニー・モバイル」と「ディズニー・ミュージック」だけなんですね。件の「東京ディズニーリゾートPR【公式】」は認証を取得できていませんでした。こうしたことも、偽アカウントにしてやられてしまった原因の一つかもしれません。ただ、残念ながらTwitterの認証を取得するための方法がTwitter側から明示されていない以上、ディズニーとしてもいかんともしがたいという事情はあるでしょう。ディズニーのような大手有名企業でさえもこうですから、ましてや中小規模の企業や団体、個人が営利目的でTwitterを利用していても認証を得ることは難しいでしょう。この辺りが海外SNSを商用利用する際の大きな問題点だと思います。

それにしても、ロケットニュース24の記事見出しで「異例」という言葉を使っているのは何なんでしょうか。企業がSNSで偽アカウントについて注意喚起することは異例と見なされる行為なのでしょうか。ちょっとよく意味が分かりません。さすがはロケットニュースです。

さて、もう一つの事例はFacebookでのなりすましです。これまでも有名人等のなりすましアカウント問題は指摘されてきましたが、ここ最近は実在する本当のアカウントをそっくりそのままコピーして活動するアカウントが出現しているようです。実際にその被害にあった方がブログで報告されているのでご紹介します。

ご注意ください、Facebookスパムに新型あらわる。(まいにちを、A4いちまい。 2013/10/20)

プロフィール写真もカバー写真も本人と同じものを使用し、基本データもコピーされています。以前のようにキャラクターの画像を使用するものでもなく、不自然なデータのズレも見受けられず、これではパッと見ただけでは違いが分かりません。

出典:まいにちを、A4いちまい。

ここまで丸パクリされてしまうと、もうどうしようもないですね。

なりすましアカウントのほとんどはスパム行為に利用されているようですが、こうしたアカウントの友達申請を安易に承認してしまうと自身のアカウントが乗っ取られる可能性もあるため注意が必要です。

Facebookで暗躍するスパム業者がどれぐらい荒稼ぎしているのかが判明(GIGAZINE 2013/8/30)

友達3人承認でFacebook乗っ取り…架空アカウント注意(読売新聞 2013/7/19)

Facebookは実名なので安心ということを強調した話がいまだに世間では横行しています。

原則実名だから安心!facebookのアプリで婚活(All About)

しかし残念ながら、Facebookには悪意を持ったアカウントが存在することも事実であり、そうしたアカウントは実名かどうかには関係なく危険な存在です。しかも、上記のように実在アカウントを巧妙にコピーしたなりすましアカウントが今後増えるようなことがあれば、騙されて被害に遭う人の数も増えることでしょう。実名制だから安心という意識は最初から持たず、知らない人であればまずは相手の言動をしっかりと見極めるという、リアルな生活と同じ感覚でもってSNSでは人付き合いすべきです。至極当たり前の話なんですが、なぜか人はネット上では油断することが少なくないようです。気をつけたいものです。