1952年横浜生まれ。1976年光文社入社。2002年『光文社 ペーパーバックス』を創刊し編集長。2010年からフリーランス。作家、ジャーナリストとして、主に国際政治・経済で、取材・執筆活動をしながら、出版プロデュースも手掛ける。主な著書は『出版大崩壊』『資産フライト』(ともに文春新書)『中国の夢は100年たっても実現しない』(PHP)『日本が2度勝っていた大東亜・太平洋戦争』(ヒカルランド)『日本人はなぜ世界での存在感を失っているのか』(ソフトバンク新書)『地方創生の罠』(青春新書)『永久属国論』(さくら舎)。最新刊は『コロナショック』『コロナ敗戦後の世界』(ともにMdN新書)。
記事一覧
- バイデン大統領来日で想起される「私たちが日本の憲法を書いた」発言。憲法改正では日本は独立できない。
日米首脳会談は、毎回同じように「日米同盟の強化」が強調される。今回も同じだ。そんなか、ウクライナ戦争もあって改憲への動きが活発化している。しかし、改憲しても日本の状況はなんら変わらない。
- ロシアの「対独戦勝記念日に勝利宣言」はナンセンスの極み!そもそもロシアはドイツに勝っていない。
メディアはなにも考えず、西側とロシア側の双方の報道を垂れ流している。5月9日の対独戦勝記念日にウクライナ戦争は転機を迎えるという。しかし、対独戦勝記念日それ自体が、歴史的に見てナンセンスだ。
- なぜ、円はロシアのルーブルより弱いのか? 誰もズバリ言わない円安の本当の理由。
1カ月半あまりでドルに対して15円も下がる異例の円安が進んでいる。もはや、円はルーブルより弱い通貨となった。この原因は明白なのに、ズバリ指摘する声は少ない。
- 円安は止まらない。130円ですら通過点で、「弁当男子」が激増する時代がやって来る!
ついこの前まで円安は歓迎され、円は「安全資産」と言われてきたが、それは真っ赤なウソだった。いまや円安は「先進国転落」の象徴だ。このまま経済衰退が止まらなければ、いずれ1ドル=150円になるだろう。
- IOCだけが高笑い!札幌冬季五輪招致という「世紀の愚行」が日本の後進国転落を加速させる!
北京五輪が開催中の現在、札幌では2030年の五輪招致を目指して市民との対話事業が行われている。しかし、この五輪は開催の意義もなければ、経済効果もない。なぜ日本は好き好んで後進国に転落したいのか?
- 岸田首相の「新しい資本主義」も野党の批判も完全に的外れ。そもそも日本に新自由主義などなかった!
国会質疑が上滑りして噛み合わない。岸田首相が提唱した「新しい資本主義」に対して、立憲民主党・西村智奈美氏は「新自由主義からの決別」という見地から追及した。しかし、この認識が根本的に間違っている。
- 危機は目前か? バブル崩壊はテスラ株の暴落から始まる!
イーロン・マスク氏を世界一の大富豪「人類未踏の個人資産3000億ドル」に導いたテスラ株。しかし、その株価は明らかにバブルだ。なぜ誰もリスクを指摘しないのか。いまや危機は刻々と迫っている。
- なぜ、「18歳以下一律10万円支給」は愚策なのか? 給付金がまったくの無駄に終わる本当の理由
「単なるバラマキではないか」という批判の声が強いが、たとえ、そのおカネが本当に教育に使われたとしても、子どもたちに明るい未来は訪れない。給付金は無駄金になるだけだろう。
- 与野党とも同じ「分配」重視では給料は絶対に上がらない。「さらに失われる40年」になる。その理由とは?
なぜ、与野党とも「成長と分配の好循環」「分配なくして成長なし」と、「分配」重視の同じような政策を唱えるのか?もしかしたら、日本経済の現実を本当にわかっていないのかもしれない。
- 新首相は日本経済を復活させられるのか?人口減少社会では財政出動によるバラマキは無意味
いよいよ自民党の新総裁が選出され、新首相が誕生する。しかし、次の総選挙を経て誰が新首相になろうと、日本経済は立ち直りそうもない。経済衰退の最大の原因「人口減少」に対し、なぜか認識が足りないからだ。
- 総裁候補の誰もが口にしない緩和縮小。このままでは、円安、株安、インフレが襲ってくる!
じきに誕生する新首相の下で、日本経済はコロナ不況を克服し、長期低迷から脱却できるだろうか? 自民党の総裁選、野党の動きを見ていると、とてもそうは思えない。なぜ、誰も経済政策を変えようとはしないのか?
- 「mRNAワクチン」で人類を救ったカタリン・カリコ博士の物語
ワクチン接種が、混乱しながらも確実に進んでいる。しかし、自分が打っているワクチンを誰がつくったのか、ほとんどの人が知らない。ハンガリーの女性生化学者の功績はもっと知られていいだろう。
- 「五輪強行開催」に続いて「最低賃金の引き上げ」という愚行。菅政権は日本経済を破壊する!
政府が9日示した「骨太の方針」原案の目玉は、最低賃金の引き上げによる地方創生。しかし、これはとんでもない愚行で、ただの「夢想」にすぎない。実行されれば、コロナ禍で加速した失業が増えるだけだ。
- NY、観光客にもワクチン接種で、なにが起こる? 富裕層の国外脱出が加速し格差拡大。取り残される庶民。
「観光振興策」の一環として報道されているが、実現すれば、その影響ははかりしれない。「ワクチン後進国」の日本からもNYに行く人間が増える。すでに、富裕層のワクチンツーリズムが拡大している。
- テキサス州では10日から解除。マスク「しない」「する」で分断されるアメリカ
アメリカでは早くも、テキサス州など16の州でマスク着用義務が解除に。はたして大丈夫なのか?と、日本人としては思うが、マスク外しは科学でも、文化でもなく、共和党と民主党の単なる「政争」だ。
- 1945年の敗戦時となにも変わっていない日本。精神論だけで五輪開催を強行できるのか?
いまから76年前の夏にも「オリンピック作戦」が実行されようとしていた。今回、それをしようとしているのはアメリカではなく日本だが、共通するのが、それが滅亡への道ということではないだろうか?
- 五輪ボランティア辞退者1000人への疑問。潜在辞退者は万単位ではないか? 参加者の不安と戸惑い
どうやら、東京五輪は開催されるのは間違いないようだ。IOCも日本サイドもそのつもりなのが見え見えだ。となると、約8万人のボランティアはどうなるのか? このままでは辞退者続出となるのではなかろうか?
- デジタル「ワクチンパスポート」が発行できないと、日本はますます後進国化する!
新型コロナのワクチン接種が遅れ、日本の後進国ぶりが明らかになったいま、次に問題になるのが「ワクチンパスポート」。これもまた遅れると、日本人は世界の孤児になりかねない。
- 休場続出、初場所は大荒れで大相撲崩壊。「ガチンコ」を続けるなら安全性の確保を!
貴景勝が去り、戦後初の17人が休場という惨憺たる状況に追い込まれた初場所。いったい、なぜこんなことになったのか? コロナ感染で白鵬以下が欠場せざるを得なくなったこともあるが、根本原因は違うところに。
- 「緊急事態宣言」で株価はさらに上昇!そのあまりにも単純な理由とは?
とうとう「緊急事態宣言」が発出されるが、株価は下がるどころか急上昇。いわゆる「株価バブル」は、今後も続いていくのは間違いない。なぜなのだろうか?
- 菅義偉総理の誕生は「悪夢」では? 実務派でワンポイント。そんな選び方はない!
今回もまた、自民党ムラの派閥の力学で決まりそうなムードになってきた。しかも、次の総理はワンポイントでいいという。こんな歴史的な難局に、本当にこんなことでいいのだろうか?
- トランプついに「(コロナは)改善前に悪化」と記者会見。なぜメディアは事実をそのまま伝えないのか?
会見から逃げまくる日本の首相と対照的に、トランプは毎日、意気軒昂。ついに中断していたコロナ記者会見を再開し、言動を180度変えた。しかし、メディアの報道は正確ではない。
- 時代錯誤の愚策、「Go To キャンペーン」をやってはいけない本当の理由
「Go To キャンペーン」をめぐって、反対論が爆発している。ただ、「全面中止にしろ」という声は少なく、「時期が早すぎる」「やるなら全国ではなく近隣から」という声が多い。はたしてそうだろうか?
- コロナ封じ込め成功は国民の「自粛努力」の結果という“美しい嘘”
緊急事態宣言が解除されたら、とたんに「気を緩めてはいけません」の大合唱。それで、聞きたい。ここまで来たのは、私たちが努力して自粛を続けてきた結果なのだろうか?
- コロナ無視のスタジオ討論会。ぶらさがり会見。国会。政治家、専門家、メディアの不思議な行動。
いくら警告を発し、自粛要請しても、国民は「どうするかもっとちゃんと言ってほしい」と、従う様子がない。なんで、こんなことになってしまったのだろうか?