【Yahoo!ニュース 個人】2月の月間MVAとMVCが決定

(写真:GYRO_PHOTOGRAPHY/イメージマート)

■Yahoo!ニュース 個人、2月の「月間MVA(Most Valuable Article)」と「月間MVC(Most Valuable Comment)」が決定しました

社会の課題を伝えている・議論を喚起している・読者の心に響く……などの観点で選出している「月間MVA」。記事のアクセス数ではなく、目指す世界観「発見と言論が社会の課題を解決する」「文化の発展に寄与する」を体現している記事を、編集部を中心とした運営スタッフがアナログで選出しています。あわせて、すぐれたオーサーコメント「月間MVC」も選出しました。厳選4本の記事と1本のオーサーコメントを、筆者の受賞コメントとあわせてご紹介します。

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2月のMVA

新型コロナワクチン その特性と接種後の世界(高山義浩)

筆者による受賞コメント:新型コロナウイルスとの闘いにおいて、私たちはワクチンを手に入れましたが、ウイルスは変異することで生き抜こうとしています。新たな局面を迎えつつありますが、いまだに未来は不確実です。この状況において、ひとつのシナリオにしがみつくことなく、社会の選択肢を増やしていくことの大切さを訴えました。(高山義浩

選出理由:ついに接種が始まった新型コロナウイルスワクチン。執筆時点でのワクチンについての情報と合わせて、ワクチン接種が進んだ後、私たちの暮らしはどうなるのか? というシナリオを提示。ユーザーの気になる疑問に真摯に答える記事です。

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“工作の伝道師”わくわくさん、原点に返る「工作はもの作りであると同時に、親子の思い出を作るもの」(田中久勝)

筆者による受賞コメント:2月度のMVAに選んでいただきありがとうございます。知人から「わくわくさんって知ってますか?」と聞かれ、もちろん工作番組『つくってあそぼ』を観たこともあるし、23年間続いていた番組が終了したことも知っていました。でもわくわくさんの「その後」は知りませんでした。知人から「その後」を聞かされ、興味を持ちました。23年間工作の面白さを伝え続けてきてもなお「まだまだ伝え切れていない」とYouTubeチャンネルを開設し、試行錯誤した結果「違う。もっとこうしたい」と、YouTubeをリスタートさせるという話を聞きました。60歳を目前にしてもまだ「更新」を続ける“工作の伝道師”の現在地を、多くの親子に伝えたいと思いました。(田中久勝

選出理由:NHK Eテレの人気工作番組『つくってあそぼ』で活躍した〝わくわくさん〟こと、久保田雅人さんの現在の活動を伝え、前向きで謙虚な人柄に迫るインタビュー記事です。コロナ禍でも、新たなチャレンジを行い、ひたむきに工作や視聴者に向き合い続けている久保田さん。その姿にあらためて、わくわくさせられる内容になっています。

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森喜朗会長の性差別発言とガバナンス問題ー五輪組織委員会の女性評議員は1人だけー(溝口紀子)

筆者による受賞コメント:名誉ある月間M V Aに選出していただき感謝申し上げます。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言が報道された週末にこの記事を1時間くらいで書き上げました。当初、単なる失言であるような報道があり本質を捉えていないのではないかと思いました。そこで組織委員会のガバナンス問題を取り上げ女性評議員の少なさを指摘することで、五輪組織委員会だけの問題ではなく、女性蔑視に気づけない日本の組織、社会を凝縮した言質であったこと発信したいと思いました。一晩寝かして翌日に投稿しようと思ったところ間違えて投稿のクリックを押してしまい、まさに筆の勢いがあるうちに投稿した記事です。ご評価をいただいたように「わきまえない」記事は、国内のみならず国外のメディア関係者にも読まれたようで、投稿後、取材をたくさん受けました。Yahoo個人の言質のある記事は国内外でも読まれ発信力が高いメディアであることを改めて気づいた次第です。Yahooオーサーの名に恥じぬよう、今後も、「言論の格闘家」として発信して参りたいと思います。(溝口紀子

選出理由:東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言が報道された後、組織のガバナンス問題を取り上げ女性評議員の少なさを指摘した記事です。過去に全日本柔道連盟で起きた不祥事の経緯にも触れながら、ジェンダーバランスを適正にすることの重要性をわかりやすく説いてくれました。五輪メダリストである筆者の「わきまえない」切り込みが光ります。

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スー・チー拘束でも国際社会がミャンマー政変を「クーデタ」と認めたくない理由(六辻彰二)

筆者による受賞コメント:選出いただきありがとうございます。本記事は朝食を摂っている時にテレビのニュース速報をみて、午前中に書き上げたものです。それまで蓄積していた情報と常日頃考えていたことをまとめたもので、ミャンマーから現在の国際的な構造を描き出すことを意識しました。今後とも時宜に叶う形でアウトプットすることを心がけたいと思います。(六辻彰二

選出理由:2月1日早朝、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問らが国軍に拘束されたと伝えられたことを受け、その日の昼に発信されたタイムリーな分析記事。先進諸国がどう対応すると考えられるか、少数民族ロヒンギャ迫害問題にどう影響するかなど、ユーザーが気になるであろう事柄を、これまでの背景を踏まえ丁寧に解説しています。

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2月のMVC

『尼崎市議の「鬼滅の刃」風ポスター、週刊少年ジャンプは「一切の関与をしておりません」(スポニチアネックス)』の記事へのオーサーコメント(大濱崎卓真)

筆者による受賞コメント:MVC初選出を頂きまして、ありがとうございます。「人気アニメにあやかったポスター」の手法は、多くの方にとって違和感を感じつつも、具体的な違法性や問題点を指摘しにくい事案だったと思います。政治活動や表現の自由について関心が高まっている中で、問題の本質と側面をお伝えできて嬉しく思います。(大濱崎卓真

選出理由:人気アニメ「鬼滅の刃」をモチーフにした議員のポスターが物議を醸しました。それがなぜ批判される行為なのか、どうして公職の候補者としてあるまじき行為なのかを選挙コンサルタントとしての知見に基づいて、具体例を掲げながら解説したコメントです。専門家として「なぜ」に応え、ユーザーに気づきを提供してくれました。