【Yahoo!ニュース 個人】7月の月間MVAとMVCが決定

(写真:アフロ)

■Yahoo!ニュース 個人、7月の「月間MVA(Most Valuable Article)」と「月間MVC(Most Valuable Comment)」が決定しました

社会の課題を伝えている・議論を喚起している・読者の心に響く……などの観点で選出している「月間MVA」。記事のアクセス数ではなく、目指す世界観「発見と言論が社会の課題を解決する」を体現している記事を、編集部を中心とした運営スタッフがアナログで選出しています。あわせて、すぐれたオーサーコメント「月間MVC」も選出しました。厳選5本の記事と1本のオーサーコメントを、筆者の受賞コメントとあわせてご紹介します。

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7月のMVA

京アニ放火事件の容疑者を治療するということ 葛藤と苦悩(中山祐次郎)

筆者による受賞コメント:友人医師にすすめられて書いたこの記事。こんな口先だけの記事で、世界は何も変わらない。私の願いは唯一つ。容疑者の治療に当たるスタッフの皆さんに、心からのエールを送りたい。治療に当たっている、まさにその場に居る者にしか絶対にわからないその苦しみを、分かち合いたい。

中山祐次郎

選出理由:多くの犠牲者を出した京都アニメーションの放火殺人事件。人間としての感情と医師としての職責との間で生じる葛藤と苦悩を、別の容疑者の治療にあたった経験がある筆者ならではのリアリティーある文章で伝えました。ネット上で「治療をするな」などの声もあがったなか、事件の真相究明につながる治療の必要性を訴えかけています。

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豪華客船にお金持ちは乗って来なかった~クルーズ船寄港地の憂鬱(中村智彦)

筆者による受賞コメント:仕事柄、各地の企業経営者の方々とお話をする機会に恵まれます。それぞれの土地で、そうしたみなさんから直接、様々な意見を伺うことは大切だと思っています。今回も、そうした機会を与えられたことが記事執筆に繋がりました。ありがとうございました。

中村智彦

選出理由:一般層にも利用しやすくなってきたクルーズ船旅行の寄港地について、「地元経済に貢献していない」という地元企業の声を拾いながら実態にせまった記事です。寄港誘致が繰り広げられ経済効果があると期待されるなど、ポジティブな側面が多く取り上げられるなか、読者に課題を気づかせてくれました。

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子どもの水難事故死を防ぐ「ういてまて」 今すぐできる小学生向けの教え方(斎藤秀俊)

筆者による受賞コメント:子供を学校に通わす家庭から、水難事故に対し、子供がどのような知識を学んでいるのか知ることができたとの声が寄せられました。ニュース公開を始めたばかりの初心者です。編集部のタイトル案を参考に、記事を再ブラッシュアップし、読み手が知りたいことに焦点を絞ることができたと思います。

斎藤秀俊

選出理由:海や川での水難事故が多発するこの時期に、「浮いて待つ」ことの重要性を説明しています。どのような訓練をしたらよいかも具体的に書かれていて、子供だけでなく大人にも役立つ記事です。

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かんぽ生命暴走と「手紙・はがき不振」の奇妙な関係(坂東太郎)

筆者による受賞コメント:郵政民営化は05年の小泉政権時からずっと注視してきました。記事化した12年の法改正も当時より「おかしいだろう。これ」と疑問視していたのです。そこに不適切販売のニュースが飛び込んできたので「やっぱり」という思いで書きました。ニュースは1つ1つが終わらない連載ドラマに似ています。地味な記事と自認していただけに受賞は驚きと同時に継続した観察を評価していただけた点が最大の喜びです。

坂東太郎

選出理由:かんぽ生命不適切販売について、組織的な背景などから論点を整理しつつ問題を考える上でのポイントを示唆している記事です。ニュース解説者である筆者ならではの事象をわかりやすくひもとく力が光る内容です。

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7payクレジットカード不正利用:第三者乗っ取りがあり得る致命的な2つの弱点(三上洋)

筆者による受賞コメント:MVA選出ありがとうございます。私の記事は7pay不正利用事件の背景解説でしたが、この他にも多くの方がブログやSNSで検証記事を書かれています。それが事件の解明につながることを祈っています。この記事きっかけで被害者の方からの沢山の情報をいただきました。本当にありがとうございました。

三上洋

選出理由:最終的にサービス撤退にまで至った「7pay」問題。発端となったクレジットカード不正利用事件に際して、いち早くアプリの弱点を指摘し、警鐘を鳴らしました。社会のさらなるデジタル化に伴い、セキュリティの在り方を改めて考え直す必要があるという視点も与えてくれる、貴重な記事です。

7月のMVC

『北朝鮮2発目、日本射程内 新型弾道弾、690キロ飛行』の記事へのオーサーコメント(JSF)

筆者による受賞コメント:弾道ミサイルは実験で飛行した距離が最大射程とは限らず、飛び方の違いから最大射程を推定することが出来ます。北朝鮮は2017年は高く打ち上げるロフテッド軌道、2019年は低く打ち上げるディプレスト軌道で打ち上げる傾向があるので、通常軌道と違うことに留意する必要があると思います。

JSF

選出理由:北朝鮮のミサイル発射という関心度が高いニュースに対して限られた情報からしっかりと分析し、いち早く確度の高いコメントを書かれました。ミサイルの飛距離や高度、角度などから考えられる日本への影響も解説されています。