【Yahoo!ニュース 個人】12月の月間MVAとMVCが決定

(写真:アフロ)

■Yahoo!ニュース 個人、12月の「月間MVA(Most Valuable Article)」と「月間MVC(Most Valuable Comment)」が決定しました

社会の課題を伝えている・議論を喚起している・読者の心に響く……などの観点で選出している「月間MVA」。記事のアクセス数ではなく、目指す世界観「発見と言論が社会の課題を解決する」を体現している記事を、編集部を中心とした運営スタッフがアナログで選出しています。あわせて、すぐれたオーサーコメント「月間MVC」も選出しました。厳選5本の記事と1本のオーサーコメント、筆者の受賞コメントをあわせて紹介します。

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12月の月間MVA

有馬記念を制したキタサンブラックの武豊。その勝利を報告した意外な人物とは(平松さとし)

筆者による受賞コメント:栄えある賞をいただき感謝しております。日本の騎手の第一人者である武豊騎手が、なぜその立場でいられるのか?が分かる“さすが”のコメントと、今は亡き後藤浩輝元騎手のことも忘れて欲しくないという想いを同時に紹介できた事だけでも自分としてはよかったです。それを多くの方に読んでいただいた上、賞までいただけて、本当に感謝しております。ありがとうございました。(平松さとし

選出理由:キタサンブラックが有終の美を飾った有馬記念。レース後に見せた武騎手のわずかな仕草を筆者は見逃さず、2人きりになった時に粘り強く真意を聞き出しました。武騎手が多くの競馬関係者から愛される理由、また競馬の魅力を改めて伝える秀逸な記事でした。

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「スコア改ざん、10年出場停止」をどう咀嚼する?(舩越園子)

筆者による受賞コメント:プロアマを問わず、ゴルファーとして絶対に行なってはならない「スコア改ざん」という行為に及んだ驚きの出来事を書くに際し、私自身の立ち位置の決め方に最初は少し迷っていました。「スコア改ざん」という行為が徹底批判に値することは言うまでもない。しかし、20歳の選手が絶対タブーの行為に及んだ背景には一体何があったのだろうかと考えたとき、彼の周辺あるいは日本のゴルフ界にいる大人たちに微塵の責任もなかったのだろうかとも思いました。だからこそ、まだ20歳という若者の将来未来に小さくても何かしら可能性を残してあげたいという気持ちも芽生え、書き手として心が揺れました。そういうタッチ―なテーマだからこそ、ゴルフの根本精神や日米のツアー姿勢や立場の差を淡々と端的に書き示すことが大切と考え、書いた記事。それをMVAに選出していただけたこと、とてもうれしく思います。

舩越園子

選出理由:日本のプロゴルフ界で起きたスコア改ざんという「驚きの事件」について、根本にある精神に背いた行為の責任と処分の妥当性を的確に解説。加えて「10年後に復帰できたときには温かく迎えてあげたい」という、筆者のゴルフや選手への愛も感じ、温かい気持ちになりました。

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台湾のものすごい人形劇が日本で映画に!日本とのコラボが生み出す新たなコンテンツ(田中美帆)

筆者による受賞コメント:初投稿が月間MVA受賞と知り、ただただ驚いています。まず取材にご協力くださった皆さまに感謝申し上げます。本記事でご紹介した台湾と日本のコラボによる人形劇は、現在も劇場上映が続く人気を見せています。今後の投稿が台湾の新たな一面を知るだけでなく、日本の姿を振り返る一助になればうれしいです。

田中美帆

選出理由:台湾の人気コンテンツ、布袋劇(ブーダイシ)と呼ばれる人形劇を紹介する記事。布袋劇の文化的背景や撮影現場の裏側、日本との関係などが丁寧に取材されています。人形劇と聞いて想像されるものとはまったく違う、特撮やCGを駆使した映像に圧倒されます。

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紺綬褒章、ダボス会議、経産省参与。齋藤ウィリアム浩幸氏の虚像と嘘(山本一郎)

筆者による受賞コメント:このたびは、MVAにご選出いただいて、とても恐縮し、また感謝しています。今回の記事は、執筆した私本人に対する賞というよりは、この問題について疑問に思い、率直に状況を確認し、率直に情報をやり取りした関係者の方々の善意に拠るところが大きかったと存じます。この問題については、単に記事の対象となった齋藤ウィリアム浩幸さん一人ではなく、周辺の事情やシステムの不備までいろんな角度から検証し直すべきものではないかと考えております。その意味では、今回の記事で公開して終わりというものではなく、引き続き問題の本質について見つめ直していきたいという思いを新たにしております。重ねて受賞とすべての関係者への御礼を申し上げます。ありがとうございました。(山本一郎

選出理由:内閣府と経済産業省で参与をつとめていた齋藤ウィリアム浩幸氏(記事公開後辞任)の経歴などに対する疑問点を調査し日本のサイバーセキュリティ対策について問題提起をした1本です。直接の関係者、本人、資料など多方面に対し長期間取材をし、大きな反響をよびました。

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学生アスリートに立ちはだかる“就活の壁”に挑む 二十歳の挑戦者・小武芽生(津金壱郎)

筆者による受賞コメント:ボルダリングジムの増加や東京五輪の実施種目となったことで知名度の高まっているスポーツクライミングですが、競技を取り巻く環境はまだまだ多くの課題が残されています。小武芽生選手の就職活動を通じて、マイナー競技に励む選手たちの現実を伝えられればと執筆しました。取材をLODGE内スタジオで行ったことで、競技会やクライミングジムでは見られない、“普段着の彼女の魅力”を引き出せたかなと思っています。

津金壱郎

選出理由:東京五輪の新競技になり、取り巻く環境が変わりつつあるスポーツクライミング。学生アスリートの小武芽生選手が、競技に打ち込みながら就職活動をどのように進めたのか、取材を通して丁寧に引き出しています。就職後も競技に専念できる環境を求める、さまざまな学生アスリートにとって参考になる1本です。

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12月の月間MVC

『 ラーメン「一蘭」の特許「味集中カウンター」、何が法的に保護されているの?』の記事へのオーサーコメント(山路力也)

筆者による受賞コメント:ニュースと言えども人が書くものは何かしらその人の視点がどうしても影響するもの。異なる人の異なる視点で同じ事象を考察、表現することによって、朧げながらもその事象が立体的になるのでは、という思いで書きました。初めて書いたオーサーコメントでこのような賞を頂き感謝しております。(山路力也

選出理由:ラーメン店「一蘭」の「味集中カウンター」は何が特許で保護されているのかを解説した記事に対し、ラーメン評論家ならではの知見をもとに「味集中カウンター」が生み出すメリットへと視点を広げたコメントを提供。記事とあわせて読むことで、ニュースをより深く楽しく味わうことができます。