1978年生。日本労働弁護団常任幹事、自由法曹団常任幹事、京都脱原発弁護団事務局長。労働者側の労働事件・労災・過労死事件、行政相手の行政事件を手がけています。残業代計算用エクセル「給与第一」開発者。基本はマチ弁なので何でもこなせるゼネラリストを目指しています。著作に『残業代請求の理論と実務』(2018年 旬報社)。
記事一覧
- あなたの残業代計算が難しい理由(時間単価の計算)
月給制賃金での残業代計算が難しい原因は時間単価計算の難しさにあります。その点を説明し、具体的な計算方法を示します。
- 実は知らない労働時間(残業時間の計算)
残業代請求のために必須の残業時間の計算方法を解説します。
- 五輪の大会ボランティアが新型コロナに感染したら賠償されるのか
東京五輪はコロナ禍の下での大規模な催しとなる可能性が高いことから、大会ボランティアが新型コロナウイルスに感染した場合の補償について検討しました。
- 安倍前首相の秘書は正式な裁判をやるべき
安倍晋三前首相の「桜を見る会」問題で、同氏は不起訴、秘書が「略式請求」されました。しかし安倍氏の言い訳は信じがたく、裁判所は秘書について略式裁判を認めず正式な裁判に移行させるべきです。
- 菅総理による日本学術会議の委員の任命拒絶は違法の可能性
菅義偉首相が、日本学術会議が推薦した同会議の会員候補者105名のうち6名の任命を拒絶し、残りの99名のみ任命しました。これが過去の国会の政府答弁と矛盾し、違法の疑いがあるのでとりあえず指摘します。
- 東京高検検事長の定年延長はやはり違法
本稿は検察庁法、国家公務員法の従前の政府解釈をまとめ、2020年通常国会での政府による解釈の変更の内容を検討し、その解釈の変更が成り立たないことを述べます。
- 安倍政権による東京高検検事長の定年延長は違法ではないか
安倍政権は閣議決定で東京高等検察庁の黒川弘務検事長の定年延長を決めましたが、これは法律違反で違法ではないでしょうか。公務員の定年制度を簡単に解説します。
- 教員の変形労働時間制法案は「エンドレス勤務」法になる(その1)
今国会に提出されている教員(地方公務員の学校の先生)へ「変形労働時間制」を導入する法案が提出されています。試算すると、年間1850時間程度の勤務時間数が2015時間前後になる可能性があります。
- 育休明けの転勤命令 カネカの対応に違法性はないのか
ネット上で話題になっているカネカの育休明け配転命令について法律の視点から検討しました。
- ゴーン再逮捕と身柄拘束手続の仕組み
12月21日にも保釈されるかもと言われていた日産のカルロス・ゴーン前会長が、東京地検特捜部に特別背任の容疑で再逮捕されました。この件について基礎となる刑事訴訟法の解説をします。
- 退職代行を使わずに会社を簡単に辞める方法
「退職代行」という業種が流行っていますが、そういう業者は必要なのか。そもそも、退職するのに特別な交渉は必要なのか。基礎的な事項を検討しました。
- 台風で休業。使用者が有休消化させるのはアリか
本日、関西では、台風の影響で事業所が休業になる例もあるようです。務め人にとっては、休業で賃金が支払われなければ死活問題。この辺の法律がどうなっているのか。休業と賃金の関係を簡単にまとめてみました。
- 働き方改革「時間でなく成果」はやはり虚偽だった
働き方改革関連法案の「高度プロフェッショナル制度」について政府が「時間ではなく成果」と宣伝していることと、政府答弁の矛盾を指摘しました。
- 安倍政権に無罪推定の適用はない
安倍政権の森友・加計・日報改ざん等の問題で、改ざん、隠ぺい、虚偽答弁等が相次いでいるところ、安倍政権に「無罪推定」は適用されるのかを検討し、あわせて、責任行政の原則、説明責任の原則にも触れました。
- 安倍内閣は森友決裁文書を即刻国会に提出すべきである
森友学園問題で、財務省内部の決裁文書が改ざんされた疑惑で、財務省が調査状況の報告期限とした3月6日(今日)、ほとんど何の報告もありませんでした。その問題点を解説します。
- 裁量労働制拡大を擁護する平井文夫解説委員を解説してみる
安倍内閣が進める「働き方改革関連法案」のうち、裁量労働制の拡大が「定額働かせ放題」の拡大になると批判されています。この点に関するフジテレビ「ホウドウキョク」の平井文夫解説委員の解説をさらに解説します。
- 祝日に休めない労働者たち-19年5月の10連休案との関係で
2019年5月1日の新天皇即位に際し前後の祝日などと合わせて10連休とする案が浮上していますが、法律で決めても休むことができない労働者が多数いることについて書きました。
- 鳥取県の議員のために憲法改正すべきか
自民党の憲法改正推進本部が参議院の選挙区選挙の「合区」解消のための憲法改正の提案をしたので、その意義を検討しました。
- 安倍首相は稲田防衛大臣を即刻罷免せよ(三ヶ月ぶり二度目)
6月27日の稲田防衛大臣の都議選の応援演説は、公職選挙法に違反する可能性がありますので、検証しました。
- 安倍首相の印象操作-記者会見で黒ファイルを見るタイミング
6月19日の通常国会閉会後の安倍首相の記者会見について、安倍首相が手元の原稿をめくったタイミングを元に分析します。
- 【加計学園問題】安倍首相の「再調査を指示するフリ」
加計学園の獣医学部新設をめぐる疑惑で、安倍首相が文科省に再調査を指示しましたが、これは、意味がある(ない)のでしょうか。国民に対して調査するポーズを取っているだけの可能性はないでしょうか。検証します。
- 加計学園問題の原点:安倍首相の3月13日の参院予算委での答弁を分析する
今国会で、加計学園が今治市に獣医学部を新設する件についの最初の質問は3月13日の参院予算委員会と思われますが、現在まで、議事録が公開されていません。そこで該当部分を文字起こしして、分析しました。
- NHKが追加情報のない官房長官の記者会見をそのままニュースにしている件
引き続き、5月26日(金)の午前中に行われた菅義偉官房長官の記者会見を、NHKがどのように報じたのかを検証し、筆者の意見を述べます。ほとんど垂れ流しですね。
- NHKは加計学園問題での“大本営発表”を止めなさい
昨日来の前川喜平・前文部科学次官が「本物」とした政府内部資料について、NHKの報道があまりに菅官房長官の記者会見を情報源とすることに偏っているように思えるので、検証しました。
- 「安倍首相の意向」文書につき菅官房長官の記者会見をチェックしてみる
加計学園の獣医学部新設について前文科事務次官の前川喜平氏が週刊誌や新聞のインタビューで「安倍首相の意向」文書を本物と証言。これを受けた菅義偉官房長官の記者会見がどのような様子を起こしをしてみました。