■悪夢を見るたくさんの人々

まだまだ残暑が続き、寝苦しい夜が続きますが。みなさん、ぐっすり眠れていますか。良い夢を見ていますか。

楽しい夢ばかりなら良いのですが、人は悪夢を見ます。

子供の10~60％は、悪夢を見ているといいます。大人の場合も、2～8%が今現在、悪夢のために悩んでいるとされています。悪夢を見たことがない人はいないでしょう。

私の記憶に残る悪夢は、こんな夢です。

zzz......

夢の中で、私はとても順調です。仕事も人間関係も、充実しています。しかし、実は私は精神が破壊されていたのです。今の幸せな生活は、全部偽りで、みんなが私に同情して演技してくれていたのです。

その真実に気がついた私は、気を失います。

そして、目が覚めました。

zzz......

この夢の怖いところは、本当に夢が覚めたかどうかがわからないところです。今こうしているのが、夢かもしれません。

どちらが現実なのかわからず、私は今、周囲の人たちにかばってもらいながら、虚構の世界に生きているのかもしれません。

ああ、怖い。

ということですが、しかし実は、私はこの悪夢を楽しんでもいます。

悪夢といっても、２種類の悪夢があります。

一つは、お化け屋敷的な怖い悪夢です。この悪夢は怖いけれども、楽しめてしまう人もいます。

もう一つは、実際の辛い出来事を繰り返し見る悪夢です。これは、辛いでしょう。忘れたいのに、忘れられません。

恐ろしい事故の様子を繰り返し見る人もいます。怖くて大嫌いな人が繰り返し夢に出てくる人もいます。あぶら汗をかくような悪夢もありますし、そこまで行かなくても、寝起きの気分がとても悪い悪夢もあります。

これまで苦労したり焦ったりしたことを、夢で見ることはよくあります。学校を卒業して何年も立った後で、試験で焦る夢を見る人も珍しくありません。

私は高校時代は演劇部だったので、夢の中で舞台に立ち、幕が上がったのに、セリフを全く覚えていない、という夢を大人になっても、時々見ました。

■悪夢を見ない方法・楽しい夢を見る方法

怖くて焦る夢も、目が覚めれば、ほっとして爽やかさが残る夢もありますし、目覚めた後も苦しさが取れない、本当に辛い悪夢のあります。