道路で遊んじゃダメ?:休校に悩む親vs道路族に悩む住民:ヤフコメの皆さんは?:子供へのしつけとエール

写真はイメージ(撮影場所は道かな?公園かな?)(写真:アフロ)

■新型コロナ休校で、道路で遊ぶ子供たち

新型コロナウイルスの影響で、全国の学校が休校です。2~3日の休校なら「家にいなさい」で良いのでしょうが、長期の休校です。

外で遊ぶのは、感染の危険性も少ないということで、公園などの外遊びは良いということになっています。公園が珍しく混んでいるという人もいます。

そして、道で遊んでいる子供たちもいます。それを迷惑がっている大人もいます。

■子供が道路で遊ぶのは法律違反か

●道路交通法に違反する可能性も

ーー法律で「道路」で遊ぶことについて定めた条文はあるのだろうか

「道路交通法では、『道路において、交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しゃがみ、又は立ちどまっていること』や『交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること』を禁止し(76条4項2号、3号)、これに違反した場合には、5万円以下の罰金が科せられます(120条1項9号)。

出典: コロナ休校で「道路族」が横行? 家の前でボール遊び、奇声に「うるさすぎる!」悲鳴も:弁護士ドットコム3/12Y!

「道路で遊んではいけません」と直接禁止する法律はないようです。

ただ、遊び方によっては、違法の可能性はあるようですね。

■法律を破ってはいけないけれど

法律を破ってはいけません。違法の可能性があることも、控えた方が良いかもしれません。

法律を破ってはいけないのですが、厳密にいえば違法の可能性のある行為をしてしまうのが、私たちです。

道交法によれば、「交通の妨害となるような方法で~立ちどまっていること」も違法ですから、誰かが邪魔だと感じるような立ち話も、違法の可能性ありです。

また同法によれば、「酒に酔つて交通の妨害となるような程度にふらつくこと」も違法。時間と場所によっては、こんな大人、たくさんいそうです。

昭和の子供達なら、道路にローセキで絵を描いて遊んだ思い出もあるでしょう。現代でも、玄関前で縄跳びをしている子供を、警察官が道交法違反だと注意することは、まずないでしょう。

道でグリコをして遊んでいる子たち。家の前でシャボン玉をしたり、花火をしている子たち。ちょっとふざけながら、友達と一緒に笑顔で歩いている子たち。微笑ましい風景です。

もちろん、昔と今は違います。自動車の交通量もけた違いです。危険なことや、交通の大きな妨げになることをしていたら、警察官も注意します。

昭和40年代でも、今よりも交通事故が多かった「交通戦争」の時代ですから、「道路で遊んではいけません」と注意されました(それでも遊んでいましたが)。

■ネット上の声:弁護士ドットコムのヤフコメ

上記弁護士ドットコムのヤフー記事についたヤフーコメント(ヤフコメ)には、道路で遊ぶ「道路族」に悩む大人たちからのたくさんの投稿があります。

「『道路族』は非常識な親の問題。親付きでも人の敷地に不法侵入、謝罪もしないどころか逆切れ」

「道路は危ない。運転者にとって極めて迷惑です」

「車が通ろうとしても無視、親も無視、ボールが他家の車に当たる等何か注意されれば『子供のした事くらい』の決まり文句」

「バスケットボールを突かれると、自宅で休んでいるのに、まるで体育館の中に一緒にいるような環境になります」

「道路遊びは悪だと思います。道路では基本的に騒音を出すべきではないです」

「袋小路の住宅街なので道路族の無法地帯です」

「やっとヤフーのトップニュースで道路族に関して取り上げてくれた!!!泣」

「壁や車に当てられるのは困るな。つかキレる」

「住宅街ではお静かに、は当たり前のことだと思いますが」

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その一方、道路で遊ぶ子供に理解を示す投稿もあります。

「昔は子供の数何て何処にでも多く居た、道路は格好の遊び場だった。石蹴り、かくれんぼ、縄跳び、お絵かき、野球、御手てつないでダンスもした、その他何でもアリだった。子供の声がうるさいなんて誰も思わなかった。子供こそ国家の宝物」

「道路で遊ぶのは危険なので注意して然るべき。しかし、子供が遊ぶ元気な声を『奇声』と言ってやりなさんなとは思います」

「昔は皆そうやって育っただろうに」

「子供も我慢しているのだから、大人ももうちょっと我慢してちょうだい」

「道路族が迷惑なのはわかりますが、子供の遊ぶ声がしない街なんて私は住みたくないです。子供あっての日本です」

「遊び場が少なすぎるのが原因。近くの公園もボール禁止だし最近の子供かわいそう」

「毎度子供達の記事が出るたび、私は心が痛みます。『子は宝』。皆さん子供の時期があったはず。将来の日本を支えていく人材となることを踏まえ記事を書くべきだし、コメントすべきだと思う」

それぞれのご意見、ごもっともです。

■みんなの協力で、子供を守り、新型コロナウイルスと戦おう

子供を守りたいと思います(守るとは、叱らないという意味ではありませんが)。子育て中の親を支援したいと思います。

「道路で遊ぶ子供は迷惑だ」という記事を読んで、やっと記事に取り上げてくれたと喜んでいる方いれば、みんなに責められているような苦しい気持ちになっている親もいることでしょう。

マスメディアの記事も、校長先生からのご注意も、反省すべき親子には届かず、気にしなくても良い親が自分を責めることは、よくあることです。

「昔のように縄跳びゴムとび程度の遊びならかわいいもんだが、ガチでサッカー、バスケ、ドッジ。ブレボーだのスケボーだのを猛スピードで乗り回す。チャリンコは道一杯にひろがる、他人の敷地内に平然と侵入、正に放し飼い状態」という投稿もありました。

やはり、基本は「道路で遊んではいけません」でしょう。

それは、「お風呂(銭湯)で遊んではいけません」と似ているかもしれません。遊んではいけないのですが、子供は遊びます。ただ、昔の大人は他人の子でも叱りました。

子供たちも、今なら遊んで良いかどうかを判断して、遊んでいたように思えます。本当にダメなことをしでかせば、他の客にも、番台のおじさんにも叱られます。銭湯は、子供たちが社会を学ぶ場でした。

道路で遊ぶ子供、親子の中には、非常識な人たちがいます。子供も危ないし、近所迷惑です。

昔よりもむしろ子供たちが道路で遊ばなくなり、大人たちが他人の子を叱れなくなっていく中で、道路で遊ぶ暗黙のルール、常識が崩れてしまったようにも思えます。

人様に迷惑をおかけしている子供、親は、猛省をすべきだと思います。

子供の声が騒音かどうかは意見が分かれると思いますが、今は昔よりも静かな環境が重視されます。困っている人たちがいることを知りましょう。子供にも、知らせましょう。

ただ、心理学の研究によれば、騒音問題は単に音の大きさの問題ではありません。人間関係の問題です。

人間関係のない家からの音は、小さくても不快な騒音に感じ、よく知っている家からの子供の声は、大きくても微笑ましく感じられるのです。

新型コロナウイルスで休校だから、子供だから、何をしても良いわけではありません。危険行為も迷惑行為もだめです。ただ、困っている親子はたくさんいます。そんな親子をみんなで温かく見守りたいとは思います。

私たちみんなで、子供に微笑みと、優しい言葉かげを。そして、みんなに嫌われず、迷惑行為も危険行為もしないで済むように、子供たちに社会勉強をさせたいと思います。

この休校を、感染防止だけでなく、子供の教育のために生かしたいと思います。転んでもただでは起きない。そうして、みんなで新型コロナウイルスと戦っていきましょう。

☆☆☆☆

さだまさしとももクロによる「むかし子供たちは」

今の子供たちへのエール動画です。

東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。HP『こころの散歩道』。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「とくダネ!」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ビートたけしのTVタックル」「ホンマでっか!?TV」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』など。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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