「どうせこんな僕なんか」、自信のない子供達に見せるべき風景
■今の子供達
可愛くて聡明そうな、小学校二年生の女の子でした。でもその子が言います。「私は馬鹿だから」。一体どこの誰が、この小さな女の子に「おまえは馬鹿だ」と思い込ませてしまったのでしょうか。わたしは、とても悔しく悲しい気持ちになりました。
「どうせこんな僕なんか」と語る子供達が大勢います。自分は頭が悪い、運動神経がない、音痴だ、不器用だ、ブサイクだと、そんなふうに感じている人は、たくさんいます。子供でも大人でも、自分はダメな人間で、この先もずっとダメ人間だと信じて疑わない人たちがいます。
でもこれは、事実でしょうか。たしかに、成績の悪い人や歌や運動が苦手な人はいます。でも、これからもずっとそうでしょうか。いいえ、人は変わるのです。能力も伸びます。それが、心理学が導き出した科学的事実です。
■子供はなぜ自信を失ったか:偉そうにしている子供ですら
優しい時代です。個性尊重の時代です。それなのに、現代の子供達は自信を失っています。様々な国際調査でも、日本の子供は学力が高く悪いこともしないのですが、自信(自己肯定感、自尊感情)だけが、欧米の子供と比べても、アジアの子供と比べても、低くなっています。この結果は、多くの調査で繰り返し確認されています。
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