浅田真央選手「ザ・アイス」This Little Light of Mine あなたの光を輝かせよう
■アイスショー「ザ・アイス2014」浅田真央選手:「THIS LITTLE LIGHT of MINE」と「アナと雪の女王」
新しいプログラムで、新しい感動を、浅田真央さんが届けてくれました。
「アナと雪の女王」の主題歌「レリゴー:ありのままで」は、事前のファンからのリクエストで一位になった曲として選ばれた曲でした。浅田真央さんも、「アナ雪」のファンのようですね。
そして、浅田選手が思いを込めて選んだ曲が、ゴスペルソング「This Little Light of Mine」(私のこの小さな光)でした。
■「アナと雪の女王」主題歌「レリゴー:ありのままで」と、ゴスペル曲「This Little Light of Mine」(私のこの小さな光)
大ヒットディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌「レリゴー:ありのままで」。大きな力を持っていたお姫様は、でもその力を恐れて、閉じこもって暮らしていました.でも、もう悩むのはやめてありのままで生きていこうと歌い上げています。日本語歌詞の最後は、「光浴びながら歩き出そう。少しも寒くないわ」。
「This Little Light of Mine」は、ゴスペルの定番中の定番。アメリカでも日本でも、子どもから大人まで、いろいろなアレンジで、歌われています。
♪♪
This little light of mine,I'm gonna let it shine!
Everywhere I go,I'm gonna let it shine!
All through the night,I'm gonna let it shine!
Out in the dark,I'm gonna let it shine!
All in my house,I'm gonna let it shine!
♪♪
この小さな光を、輝かせましょう。
どこへ行っても、輝かせましょう。
夜通しでも、輝かせましょう。
暗闇の中でも、輝かせましょう。
家の中どこでも、輝かせましょう。
■浅田真央選手と光と希望
小さな女の子が、オリンピックを目指すというのは、どれほど大変なことでしょうか。平凡な生活を送る者には、想像もつかない人生でしょう。自分で選んだ道とはいえ、ある意味、子ども時代も青春時代も犠牲にして、戦ってきたことでしょう。
浅田真央選手はジュニアの時代から才能を開花させ、トップ選手になっていきます。けれども、必ずしも経済的な余裕のある家庭に生まれた訳ではなかったようです。彼女は苦労人です。母親(享年48)との悲しい死別も経験しています。そして、前回ソチオリンピック、ショートプログラムでのまさかの失敗。その晩は、「自分はフィギアスケートに向いていないのではないか」とさえ思ったそうです.
けれども、その一つひとつが、浅田真央選手に磨きをかけてきたのでしょう。ソチオリンピクでのフリーの演技は、見る者の心をふるわせました。総合順位は6位でしたが、浅田選手にとってはすばらしいオリンピックになったようです。
エキシビションでの演技が、彼女からのメッセージです。「浅田真央選手のメッセージ:IMA「スマイル/この素晴らしき世界」:失敗はあるけれど傷ついても微笑んで」
このメッセージの続きが、今回の「This Little Light of Mine」のような気がします。
■「This Little Light of Mine」の心
「レリゴー:ありのままで」も「This Little Light of Mine」(この私の小さな光)も、解放された心で、光り輝こうという歌でしょう。
このゴスペルソングの歌詞のもとになっているのは、聖書マタイによる福音書5章です。「あなたの光を人々の前で輝かせなさい」と聖書は語ります。
明かりをつけたら、下に置くのではなく、上に置き、家中を照らしなさいと、聖書は述べています。
光を照らすとは、困っている人を助け、微笑みを忘れず、世のため人のために生き、福音を伝えなさい、ということです。
光り輝くとは、有名になるとか、目立つという意味ではありません。けれども、光を目立たない下に置くのではなく、家中を明るく照らす上の方に置きなさいと、聖書は勧めています。
それは、マザー・テレサのような生き方でしょう。決して売名行為ではありませんが、世界がマザーの活動を見て、影響を受けました。
善行も、自分の才能を発揮することも、大舞台で活躍することも、すばらしいことですが、非難されることはあります。大失敗もあるでしょう。中傷を受けることもあるでしょう。
だからこそ、浅田真央選手は思いを込めて演技したのだと思います。
「ゴスペル曲「This Little Light of Mine」を表現する新エキシビションのイメージは光」だそうです。「光」は、聖書の中でしばしば出てきます。自然科学の研究が停滞した中世ヨーロパでも、光に関する研究は進んだとされるように、聖書に登場する重要な言葉です。
アナ雪のお姫様エルサも、浅田真央選手も、苦しみの中で光を感じたのでしょう。どんなに深い暗闇の中の、どんなに小さな光でも、光は暗闇に打ち勝ちます(ヨハネ1−5)。
心理学的に見れば、光は未来への希望と安らぎの象徴。助けの存在の象徴。知恵と知性の象徴と言えるでしょう。
輝かせましょう。
小さな私の光を。
いつでも、どこでも、輝かせましょう。
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浅田真央選手のメッセージ:IMA「スマイル/この素晴らしき世界」:失敗はあるけれど傷ついても微笑んで
浅田真央選手「スマイル」の心理学:素晴らしき世界で最高の人生を送る秘訣