長野県生まれ.信州大学農学部卒業.東京都立大学地理学教室客員研究員,京都大学防災研究所助手,東北大学災害制御研究センター講師,岩手県立大学総合政策学部准教授,静岡大学防災総合センター准教授などを経て,2013年より現職.博士(農学),博士(工学).専門は災害情報学.風水害、特に豪雨災害を中心に,人的被害の発生状況,災害情報の利活用,避難行動などの調査研究に取り組む.内閣府「避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン検討会」委員など,内閣府,国土交通省,気象庁,総務省消防庁,地方自治体の各種委員を歴任.著作に「豪雨の災害情報学」など.
記事一覧
- 台風10号への警戒 「大げさすぎ」だったのだろうか?[タイトル修正]
台風10号への警告は大げさすぎだったとまでは思いません.積極的に対応したから被害が少なかったのかなど,色々と考えてみました.[9/10修正]
- 台風10号でも懸念される「高潮」 津波のように海水面が高くなる現象で要注意
台風などに伴って発生する「高潮」は「高波」とは全く異なるもので,見た目で言うと津波のような現象であり,海岸付近の浸水被害などに注意が必要です.
- 台風などの風水害犠牲者の半数は屋外で遭難 風雨が激しいときの屋外行動は要注意
台風などに伴う風水害による犠牲者の約半数は屋外で遭難しています.風雨が激しい中での屋外行動は危険が伴う事に注意が必要です.
- 台風の「中心位置」ばかりに目を向けない
台風情報では「中心の位置」ばかりに目を向けず,雨や風がどこで激しくなっているか,激しくなりそうか,面的な情報を確認する事が重要です.
- 大雨時の車移動中の犠牲者 どのような状況で
大雨の際に車などで移動中に亡くなるケースはどのような状況で発生しているのか,現地調査を踏まえて考えてみます.
- 令和2年7月豪雨による人的被害の調査速報 洪水による家屋流失に伴う人的被害
令和2年7月豪雨による死者・行方不明者において,洪水による家屋流失に起因したケースが見られたことについての調査結果速報です.
- 令和2年7月豪雨による人的被害の調査速報 発生場所とハザードマップ情報
令和2年7月豪雨による死者・行方不明者について,その発生場所とハザードマップ情報の関係についての調査結果速報です.
- 洪水・土砂災害で犠牲者はどのように生じているのか
洪水・土砂災害でどのように犠牲者が生じているのかを知ることは,被害軽減を図る上で重要なことではないでしょうか.筆者の調査結果をもとに簡単に解説します.
- 梅雨末期は大雨による大きな被害が起こりやすい時期
7月4日に熊本県南部で大雨による被害が生じましたが,こうした大雨は全国各地で起こりうるもので,ことに梅雨末期には,前線の活動による急な大雨に注意が必要です.
- 熊本県南部での大雨 降水量・浸水範囲の特徴(速報)
7月4日の熊本県南部での大雨について,降水量の記録と,浸水の範囲から見られる特徴について,7月5日午後までに得られた情報をもとに速報として考えます.
- 雨量何ミリなら災害に注意?
大雨による災害は,雨量の値が大きい所よりも,その地域にとって大きな雨量が記録された所で起こりやすいと考えた方がよく,過去の記録と見比べることが重要ですが,いろいろな難しさもあります.
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