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永久欠番ではないが現在使われていない、各球団最小の背番号。読売は「9」、オリックスは「7」

宇根夏樹ベースボール・ライター
吉田正尚 Feb 21, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 永久欠番ではなく、かなり小さい数字ながら、現在は使われていない背番号もある。自然数のなかで使用者がいない、各球団最小の背番号は、以下のとおりだ。なお、自然数は、正の整数なので「0」は含まない。

筆者作成
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 これらのうち、12球団中9球団は、昨年、その背番号を使用していた選手あるいは監督がいた。

 横浜DeNAベイスターズで「4」を背負っていた伊藤裕季也は、昨年7月に東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。東北楽天では、背番号「39」を使用している。東北楽天の「4」は、伊藤が入団した当時、オコエ瑠偉(現・読売ジャイアンツ)が使用していた。今年は、中日ドラゴンズから加入した阿部寿樹が背負う。

 中日の「1」、福岡ソフトバンク・ホークスの「5」、オリックス・バファローズの「7」は、いずれもオフの移籍により、空きとなった。それぞれ、京田陽太が中日から横浜DeNA、松田宣浩が福岡ソフトバンクから読売、吉田正尚はオリックスからボストン・レッドソックスへ。3人の新たな背番号は、それぞれ、「98」「23」「7」だ。

 読売の「9」だった松原聖弥と埼玉西武ライオンズの「11」だった今井達也は、現在も同じ球団にいるが、背番号が変わった。松原は「59」、今井は「48」だ。松原の背番号は、「009」→「59」→「31」→「9」→「59」と変遷している。なお、2019年から空きになっていた読売の「7」は、広島東洋カープから戻った長野久義が再び背負っている。広島東洋では、背番号「5」を使用していた。

 ちなみに、背番号「0」の使用者がいないのは、北海道日本ハム・ファイターズだけだ。2005年まで「0」だった古城茂幸が最後。球団の方針として、使用していないらしく、「00」も長く途絶えている。背番号「00」は、埼玉西武、東北楽天、中日の3球団も、現在は空きだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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