7月1日、ミネソタ・ツインズは、コーチの交代を発表した。投手コーチだったウェス・ジョンソンが退団し、ピート・マキがブルペン・コーチから投手コーチに。マキに代わるブルペン・コーチは、失点防止のコーディネーターだったコルビー・サッグスが務める。

 ツインズは、ア・リーグ中地区の首位に立っている。6月30日時点のチーム防御率3.71は、リーグ15チーム中5位。上にいるのは、東地区の3チームと西地区の1チームなので、中地区ではベストの防御率ということになる。

 今回の異動は、ジョンソンが理由だ。ツインズを去り、ルイジアナ州立大の投手コーチに就任した。

 ジョンソンがツインズの投手コーチに就任したのは、2018年のオフだ。その前は、大学でコーチを歴任してきた。ツインズのメディア・ガイドによると、2010年以降の経歴は、2010~11年がセントラル・アーカンソー大のアシスタント投手コーチ、2012~15年がダラス・バプティスト大のアシスタント投手コーチ、2016年がミシシッピ州立大のアシスタント投手コーチ、2017年がアーカンソー大のアシスタント投手コーチ、2018年はアーカンソー大の投手コーチだ。

 バイオメカニクスに詳しく、データの解析と選手の指導に長けたコーチとして、ツインズがジョンソンを招聘した。間にマイナーリーグなどを挟むことなく、大学からメジャーリーグへ移った投手コーチは、メジャーリーグ史上初だ。ジョンソンは、コーチだけでなく、選手としてのプロ経験もない。

 3シーズン半を経て、プロからアマチュア、メジャーリーグから大学の球界へ戻った、というわけだ。数日前にジ・アスレティックのダン・ヘイズが報じた記事によると、ツインズを退団して大学のコーチに就任する最大の理由は、家族とともに過ごす時間を得るためだという。

 なお、マキも、2018年からツインズ傘下のマイナーリーグでコーディネーターとして働く前は、デューク大のコーチだった。こちらも、プロではツインズが初。プレーもしていない。サッグスは、2013年のドラフトでマイアミ・マーリンズから2巡目・全体73位指名を受け、プロ入りしている。ただ、メジャーデビューすることはできなかった。