これまでに、総額4億ドル以上の契約を手にした選手は、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)しかいない。2019年の開幕前に、12年4億2650万ドル(2019~30年)の延長契約を交わした。総額の史上2位は、ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)の12年3億6500万ドル(2021~32年)だ。

 もうすぐ、総額4億ドル以上の2人目が誕生するかもしれない。Z101デジタルのヘクター・ゴメスによると、ワシントン・ナショナルズとホアン・ソト(の代理人)は交渉を行っていて、ナショナルズは、前回の3億5000万ドルから7500万ドルを上積みし、13年4億2500万ドルの契約を提示しているという。

 昨オフ、ソトは、ナショナルズが申し出た13年3億5000万ドルの延長契約を断っている。それについては、2月に「提示された「3億5000万ドル」の延長契約を断る。希望額は史上2人目の4億ドル!?」で書いた。このまま、延長契約を交わさなかった場合は、2024年のオフにFAとなる。代理人は、スコット・ボラスだ。

 今シーズンは、メジャーリーグ5年目。現在の年齢は23歳だ。過去4シーズンとも、出塁率.400以上とOPS.920以上を記録している。それと比べると、今シーズンの数値は低く、6月を終えた時点では.375と.812だが、14本のホームランと15本の二塁打を打っている。どちらも、3年ぶり2度目の30本に到達しそうなペースだ。2019年は、34本塁打と32二塁打を記録した。

 通算出場は540試合。同じ時点のトラウトが、打率.305と出塁率.395、109本塁打と110盗塁、OPS.944だったのに対し、ソトは、打率.290と出塁率.424、112本塁打と37盗塁、OPS.957。盗塁を除けば、ほぼ同水準だ。

 また、トラウトの12年契約は、27歳のシーズンから38歳のシーズンまでだ(年齢は各シーズンの6月30日時点)。ソトが提示されている13年契約は、おそらく、来シーズンからスタートするので、24歳のシーズン(2023年)から36歳のシーズン(2035年)までとなる。契約年数は、ソトのほうが1年長いが、年齢によって生じる故障や衰えのリスクは、エンジェルスよりもナショナルズのほうが低い。