メッツの「ノーヒッター」は球団2度目。創設以来1度しか達成していない球団は…
4月29日、ニューヨーク・メッツの5投手が、継投ノーヒッターを達成した。タイラー・メギルが5イニングを投げた後、ドルー・スミス、元中日ドラゴンズのジョエリー・ロドリゲス、セス・ルーゴ、エドウィン・ディアズとつなぎ、フィラデルフィア・フィリーズを無安打に封じた。
ナ・リーグとア・リーグにおける継投ノーヒッターは、これが17度目だ。6日前には、タンパベイ・レイズの投手たちが迫ったものの、惜しくも逃している。それについては、「継投ノーヒッターの最多人数は6人。レイズの6投手は計9イニングで被安打ゼロだったが…」で書いた。
また、メッツのノーヒッターは、2012年6月1日のヨハン・サンタナ以来、10年ぶり2度目だ。サンタナの達成により、メッツは「球団創設からノーヒッターなし」のストリークに終止符を打ち、この時点で、30チームのうち、サンディエゴ・パドレスだけが取り残された。
パドレスでは、昨年4月9日にジョー・マスグローブが球団初のノーヒッターを成し遂げたが、それに続く2度目はまだなく、今回、メッツに再び差をつけられた。
もっとも、現時点において、ノーヒッターが1度きりの球団は、パドレスだけではない。トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズ、レイズもそうだ。この3球団のノーヒッターは、それぞれ、1990年9月2日のデーブ・スティーブ、2010年4月17日のウバルド・ヒメネス、2010年7月26日のマット・ガーザによって達成された。
なお、上の写真の6人は、左から右に、捕手のジェームズ・マッキャン、ルーゴ、メギル、ディアズ、ロドリゲス、スミスだ。