ウラディミール・バレンティンが、ツイッターに「本日、ジャバニーズジャパニーズ・ベースボールから引退することを日本のファンのみなさんにお伝えする(後略)」と書き込んだ。

 これは、NPBでプレーすることを断念した、ということだろう。NPB以外でプレーを続けるつもり、とも読み取れる。ただ、数日前に発したすぐ前のツイートには「今年、友達全員がいいシーズンを過ごしますように。僕は家で観ているよ」とある。37歳の年齢と近年の成績からすると、このまま引退してもおかしくない。

 バレンティンは、2011~19年に東京ヤクルト・スワローズ、2020~21年に福岡ソフトバンク・ホークスでプレーし、計301本のホームランを打った。この本数は、チームメイトだった松田宣浩(福岡ソフトバンク)と並び、歴代43位タイに位置する。バレンティンの300本目と301本目は、昨年の6月13日。松田は、その3ヵ月後の9月29日に300本目を打ち、翌日、バレンティンに追いついた。

 一方、通算の本数は同じでも、ホームラン1本当たりの打数――それが少なければ少ないほど、速いペースでホームランを打ったということになる――は、大きく異なる。バレンティンは12.5打数/本、松田は22.6打数/本だ。通算300本塁打以上の44人中、バレンティンを上回るペースは、10.7打数/本の王貞治(868本)と12.4打数/本の田淵幸一(474本)だけ。松田の下には、22.9打数/本の松原誠(331本)と24.9打数/本の新井貴浩(319本)しかいない。

 バレンティンの12.5打数/本は、通算200本塁打以上の111人のなかでも、トップ10にランクインする。7位だ。ちなみに、松田の22.6打数/本は73位。最下位は、42.0打数/本の福本豊だ。歴代最多の1065盗塁を記録したスピードスターは、208本のホームランを打っている。こちらの順位は、99位タイだ。

筆者作成
筆者作成

 また、バレンティンは、2013年に歴代シーズン最多の60本塁打を記録した。こちらは、本数だけでなく、7.3打数に1本のペースも、シーズン40本塁打以上の延べ121人中トップだ。

筆者作成
筆者作成