セ・リーグの最優秀防御率は、3年続けて中日ドラゴンズの投手が獲得している。2019年が大野雄大(防御率2.58)、2020年も大野(防御率1.82)、2021年は柳裕也(防御率2.20)だ。奪三振王は2年連続。こちらも、2020年の大野(148奪三振)に柳(168奪三振)が続いた。

 ちなみに、過去3年の中日のチーム防御率と奪三振のうち、リーグ1位は、2020年の947奪三振と2021年の防御率3.22。他は、いずれも3位以下だ。当然ながら、トップの投手がいても、チームもトップとは限らない。

 一方、中日の最多勝投手は、2014年の山井大介(13勝)が最後だ。最優秀防御率と奪三振王の両タイトルと比べると、こちらは遠ざかっている。とはいえ、ブランクは、まだ10年に達していない。

 各球団最後の最優秀防御率、最多勝、奪三振王と、その前の2人を含めた直近の3人は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 読売ジャイアンツの最優秀防御率は、直近の3人とも同じ投手だ。2016~18年に3年連続リーグ1位の菅野智之(防御率2.01、1.59、2.14)が並ぶ。その前に最優秀防御率を獲得した読売の投手も、2014年の菅野(防御率2.33)。菅野の4度を除くと、2007年の髙橋尚成(防御率2.75)が直近となる。

 また、横浜DeNAベイスターズの投手は、過去16年間、最優秀防御率、最多勝、奪三振王のいずれも獲得していない。2006年以降の2位は、延べ3人。2018年に防御率2.45の東克樹と、2019年に13勝と186奪三振の今永昇太がそうだ。2019年の今永は、奪三振王の山口俊(読売)と2三振しか違わなかった。

 この年の今永と山口は、ともに170.0イニングを投げ、揃って防御率2.91(3位タイ)を記録した。奪三振率は、今永が9.85(2位)、山口は9.95(1位)。対戦した打者に占める奪三振の割合は、今永が27.2%(1位)、山口は26.7%(2位)だった。この違いについては「奪三振率のAとB。昨年の9イニング平均はダルビッシュ有が前田健太を上回るが、もう一方の数値では…」で書いた。

 野手編は、こちら。

「セ・リーグ各球団最後の「首位打者」「本塁打王」「打点王」。阪神の本塁打王と広島東洋の打点王は20世紀」