今シーズン、横浜DeNAベイスターズでは、4人がそれぞれ30本以上の二塁打を打った。桑原将志が39本、牧秀悟が35本、佐野恵太が34本、宮﨑敏郎が32本だ。

 彼らの他に、セ・リーグで二塁打30本以上は、33本の近本光司(阪神タイガース)だけ。二塁打トップ5のうち、1~3位と5位を、横浜DeNAの選手が占めた。ルーキーの牧は、セ・リーグの新人シーズン記録を更新。それまでは、長嶋茂雄(1958年)の34本が最も多かった。ちなみに、パ・リーグの新人シーズン記録は、笠原和夫(1948年)が持つ。南海ホークスで40本を記録した。

「30二塁打カルテット」は、1球団最多の人数ではない。すべてを調べたわけではないが、2009年の北海道日本ハム・ファイターズで「30二塁打クインテット」が結成されている。こちらは、糸井嘉男(現・阪神)が40本、稲葉篤紀が37本、田中賢介が34本、小谷野栄一が33本、金子誠が31本だった。

 ただ、横浜DeNAの4人は、見落としがなければ、セ・リーグの新記録だ。30二塁打トリオは何組かいたが、同じシーズンに4人以上の球団は見つからなかった。

 セ・リーグの30二塁打トリオは、2017年の横浜DeNAが最後だ。42本のホセ・ロペスと38本の桑原に、筒香嘉智(現ピッツバーグ・パイレーツ)が31本を記録した。また、1989年の横浜大洋と1999年の横浜は、30二塁打カルテットの結成まで、あと1本に迫った。1989年は、33本のカルロス・ポンセと32本のジム・パチョレック、30本の銚子利夫がいて、高木豊は29本を記録した。1999年は、34本のロバート・ローズと31本ずつの鈴木尚典波留敏夫に、駒田徳広が29本だ。

 今シーズンのカルテットのなかに、横浜スタジアムで打った二塁打が全体の過半数という選手はいない。もっとも、二塁打1本当たりの打数を、横浜スタジアムとそれ以外の球場で比べると、宮﨑を除く3人は、横浜スタジアムの打数が少なかった。その差が最も大きいのは、佐野だ。横浜スタジアム(17本)の13.4打数/本に対し、それ以外の球場(17本)は18.7打数/本だった。