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日本シリーズの出場資格者名簿に名を連ねる計80人は、どの高校の出身者が多い!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
宮本丈/奈良学園大時代 JUNE 9, 2016(写真:岡沢克郎/アフロ)

 日本シリーズの出場資格者名簿に名を連ねる、オリックス・バファローズの40人と東京ヤクルト・スワローズの40人、計80人の出身高校は、74校を数える。出身者が2人以上は4校。履正社高と敦賀気比高が各3人、九州学院高と天理高は各2人だ。

 履正社高の3人は、オリックスのT-岡田、東京ヤクルトの山田哲人宮本丈だ。いずれも、在学期間は重なっていない。山田と宮本は入れ違いだ。ここまでの2試合中、第1戦は3人揃って先発出場した。敦賀気比高の3人は、オリックスの山田修義吉田正尚山﨑颯一郎。山田が3年生の時に、吉田正は1年生だった。

 九州学院高と天理高は、両球団に1人ずつ。それぞれ、オリックスの小田裕也と東京ヤクルトの村上宗隆、東京ヤクルトの西浦直亨とオリックスの太田椋だ。どちらの出身者2人も、年齢は10歳以上違う。

 出身大学は、明治大の4人が最も多い。オリックスの福田周平山﨑福也、東京ヤクルトの星知弥吉田大成だ。オリックスの2人は同学年。東京ヤクルトの2人もそう。4人がチームメイトだったこともある。

 明治大に次いで多いのは、青山学院大と国際武道大の各3人。青山学院大は、東京ヤクルトの石川雅規、オリックスの杉本裕太郎と吉田正。国際武道大は、オリックスの3人、比嘉幹貴西野真弘K-鈴木だ。比嘉と鈴木は、年齢こそ離れているものの、国際武道大だけでなく、そこから日立製作所を経てオリックスに入団したことも共通する。

 なお、今年のオールスター・ゲームに選ばれた選手の出身校については、こちらで書いた。

「今年のオールスターに選ばれた選手の出身校。高校は大阪桐蔭高、大学は明治大が最多」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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