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オリックスは○●、東京ヤクルトは●○。日本シリーズ優勝はどっちの「1勝1敗」が多い!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
青木宣親 SEPTEMBER 3, 2017(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 日本シリーズの第1戦は、オリックス・バファローズがサヨナラ勝ちを収め、第2戦は、東京ヤクルト・スワローズがオリックスを完封した。シリーズは1勝1敗。オリックスは○●、東京ヤクルトは●○だ。

 1勝1敗となった日本シリーズは、3年ぶり34度目。ここには、福岡ソフトバンク・ホークスと広島東洋カープが対戦した2018年を含む。この年は、第1戦が2対2の引き分け。第2戦は広島東洋、第3戦は福岡ソフトバンクが、それぞれ白星を挙げた。優勝したのは、福岡ソフトバンク。シリーズの勝敗は、△●○○○○だった。

 これまでに1勝1敗から優勝した33球団のうち、今年のオリックスと同じ○●からの優勝は16球団、東京ヤクルトと同じ●○からの優勝は17球団だ。2018年の福岡ソフトバンクは、後者の17球団目として数えている。何となく、0勝1敗から1勝1敗のタイに戻した●○のほうが多く優勝しているのではないかと思っていたが、○●との差は皆無に等しい(事例が奇数なので、両方が同じ回数にはならない)。21世紀に限っても、それぞれの優勝は5度ずつ。2001年と2004年、2008~10年に優勝した球団は○●、2006~07年と2013~14年と2018年は●○だ。

 ○●からの優勝は、4勝1敗が5球団、4勝2敗(含む4勝2敗1分)が4球団、4勝3敗は7球団。●○からの優勝は、4勝1敗(含む4勝1敗1分)が5球団、4勝2敗(含む4勝2敗1分)が8球団、4勝3敗が4球団だ。

 ○●から優勝した16球団のうち12球団は、第3戦に勝って○●○の2勝1敗とした。●○からの優勝も、17球団中14球団が●○○の2勝1敗だ(1953年の読売ジャイアンツと2018年の福岡ソフトバンクを含む。2勝1敗1分。●○△○と△●○○)。どちらの1勝1敗も、次に白星を挙げた球団の優勝が圧倒的に多い。

 オリックスの1勝1敗は、阪急ブレーブス時代に5度(今年が6度目)。1968年と1978年が○●、1969年と1971年と1984年は●○だ。この5度とも、優勝はしていない。東京ヤクルトの1勝1敗は、ヤクルト・スワローズ時代に4度(今年が5度目)。1992年と1997年と2001年が○●、1978年は●○だ。こちらは、優勝が3度、敗退が1度。今年の第1戦と第2戦にそれぞれ勝った球団と負けた球団は、両球団が対戦し、1勝1敗となった1978年と同じだ。

筆者作成
筆者作成

 1978年と、両球団が2度目に対戦した1995年については、「東京ヤクルトとオリックスの日本シリーズは過去に2度。現監督は2人とも26年前に出場。優勝したのは…」で書いた。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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