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リーグ優勝はオリックスか千葉ロッテか。残り試合の勝敗と引き分け、全280パターンはこうなる

宇根夏樹ベースボール・ライター
オリックスは、京セラドーム大阪で勝率.623 MARCH 3, 2017(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 パ・リーグの1位と2位には、オリックス・バファローズ千葉ロッテ・マリーンズが位置している。10月20日を終え、それぞれの勝率は.557(68勝54敗18分)と.551(65勝53敗19分)。その差は1ゲームだ。オリックスはあと3試合、千葉ロッテは6試合を行う。対戦はしない。

 リーグ優勝の「マジック」は、2位の千葉ロッテに「M6」が点灯している。ここから6勝0敗、あるいは5勝0敗1分なら、オリックスの勝敗に関係なく、千葉ロッテが優勝となる。この場合、千葉ロッテの勝率は.573(71勝53敗19分)か.569(70勝53敗20分)。それに対し、オリックスの勝率は、3勝0敗でも.568(71勝54敗18分)だ。

 両球団の勝敗と引き分けの組み合わせによる、リーグ優勝の行方は、以下のとおり。全280パターン中、オリックスの優勝は186パターン、千葉ロッテの優勝は94パターンを数える。

筆者作成
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 これらのうち、6パターンは、同じ勝率で両球団が並ぶ。例えば、オリックスが2勝0敗1分、千葉ロッテが5勝1敗だと、どちらも70勝54敗19分の勝率.565だ。

 同じ勝率の場合、パ・リーグでは、両球団が対戦した試合の勝敗(勝率)により、順位が決まる。ただ、オリックスと千葉ロッテが対戦した25試合は、10勝10敗5分だ。次の決定条件は、交流戦を除く試合(パ・リーグの5球団と対戦した試合)の勝率。オリックスは交流戦で優勝し、千葉ロッテは負け越したので、それ以外の試合(シーズン全試合-交流戦)の勝率は、千葉ロッテがオリックスを上回る。

 オリックスの残る3試合の相手は、10月20日が東北楽天ゴールデンイーグルス、21日が埼玉西武ライオンズ、最後の25日は東北楽天。開催地は、ホーム、ホーム、アウェーだ。千葉ロッテの6試合は、23日~24日がホームで北海道日本ハム・ファイターズ、25日がホームで福岡ソフトバンク・ホークス、27日がアウェーで東北楽天、29日~30日はホームで北海道日本ハムだ。

【追記:10/24】10月23日終了時のアップデート版はこちら。

「セ・パ優勝の行方。東京ヤクルトと阪神、オリックスと千葉ロッテ、残り試合の全パターンはこうなる」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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