リーグに「40本塁打以上が3人」はいつが最後!? 村上と岡本は40本にリーチ、鈴木はあと2本
10月17日を終え、村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)と岡本和真(読売ジャイアンツ)は39本塁打、鈴木誠也(広島東洋カープ)は38本塁打を記録している。東京ヤクルトはあと8試合、読売は4試合、広島東洋は7試合だ。3人とも、40本に到達してもおかしくない。21歳の村上は、そうなれば、40本塁打の最年少記録を更新する。
彼らに次いで多い山田哲人(東京ヤクルト)は34本なので、不可能ではないものの、40本は少し難しそうだ。セ・リーグで30本以上は、この4人だけ。パ・リーグは、32本の杉本裕太郎(オリックス・バファローズ)が最も多く、他は30本に達していない。
これまで、40本塁打以上の選手がリーグに3人以上のシーズンは、パ・リーグが6度、セ・リーグは5度だ。現時点での最後は、2010年のセ・リーグ。アレックス・ラミレスとクレイグ・ブラゼルと阿部慎之助が、それぞれ、49本と47本と44本のホームランを打った。1980年のパ・リーグは40本塁打以上が5人、2001年のパ・リーグは4人、2004年のセ・リーグは6人だ。
計11度のうち2度は、トップ3の差がほとんどなかった。1971年のパ・リーグで本塁打王と1本差だった長池徳二と土井正博は、別のシーズンに本塁打王を獲得している。一方、2004年のセ・リーグで本塁打王の2人より1本少なかった岩村明憲は、本塁打王になっていない。
今シーズンのセ・リーグの3人の場合、岡本は前年の本塁打王(31本)だ。
また、彼らは、本塁打王の行方だけでなく、それぞれのチームの順位もまだ決まっていない。東京ヤクルトは1位にいて、クライマックス・シリーズ(CS)進出は確定しているものの、3ゲーム差の阪神タイガースに抜かれる可能性もある。読売は3位、広島東洋は4位に位置する。両球団の差は2.5ゲーム差だ。
ここからの読売と広島東洋の勝敗と引き分けにより、どちらがCSに進むかについては、こちらに書いた。