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CS進出は読売か広島東洋か。ここからの4試合と7試合の全パターンはこうなる

宇根夏樹ベースボール・ライター
10月6日以降の広島東洋は9勝1敗(写真:GYRO_PHOTOGRAPHY/イメージマート)

 セ・リーグの3位と4位には、読売ジャイアンツ広島東洋カープが位置している。10月17日を終え、それぞれの勝率は.492(59勝61敗19分)と.472(59勝66敗11分)。その差は2.5ゲームだ。読売はあと4試合、広島東洋は7試合を残している。

 読売がここから「4勝0敗」か「3勝0敗1分」なら、広島東洋の勝敗に関係なく、3位をキープしてクライマックス・シリーズ(CS)進出となる。読売の勝率.508(63勝61敗19分)あるいは勝率.504(62勝61敗20分)に対し、広島東洋は7勝0敗でも勝率.500(66勝66敗11分)なので届かない。

 広島東洋が「0勝」の場合も、読売がCSへ進む。広島東洋の勝率が.472以下――0勝0敗7分で勝率.472(59勝66敗18分)――となるのに対し、読売は0勝4敗でも勝率.476(59勝65敗19分)で、広島東洋を上回る。

 それ以外の勝敗と引き分けの組み合わせによる、CS進出の球団は、以下のとおり。読売が「3勝1敗」か「2勝0敗2分」で広島東洋が「7勝0敗」の場合は、両球団が勝率.500で並ぶが、セ・リーグの規定により、シーズン勝利数の多い広島東洋がCS進出となる。読売は62勝62敗19分か61勝61敗21分、広島東洋は66勝66敗11分だ。

筆者作成
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 読売は、10月19日~20日に横浜DeNAベイスターズ、23日~24日に東京ヤクルト・スワローズと対戦する。広島東洋の相手は、18日が阪神タイガース、21日~22日が東京ヤクルト、23日~24日が阪神、28日が横浜DeNA、29日は東京ヤクルトだ。現在10連敗中の読売とは対照的に、ここ10試合の広島東洋は、9勝1敗を記録している。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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