10月14日、宮城大弥(オリックス・バファローズ)は、京セラドーム大阪のマウンドに上がる。現時点の防御率2.31は、チームメイトの山本由伸(1.46)に次ぐ2位だ。あと6.2イニングを投げると、シーズン全体の規定投球回、143イニングに到達する。10月14日の登板で届かなくても、中6日で10月21日、あるいは中10日で10月25日に投げることができる。

 2リーグ制がスタートした1950年以降、同じ球団の投手が防御率トップ2のシーズンは、31度を数える。パ・リーグが14度、セ・リーグは17度だ。そのなかには、トップ2にとどまらず、トップ3もしくはトップ4もあった。

 1990年のセ・リーグは、読売ジャイアンツの4人、斎藤雅樹(2.17)、桑田真澄(2.51)、木田優夫(2.71)、香田勲男(2.90)が上位を独占した。セ・リーグで防御率3.00未満は、他に皆無。彼らに次ぐ5位は、防御率3.15を記録した、広島東洋カープの佐々岡真司だった。

 直近の同一球団トップ2は、4年前のセ・リーグだ。読売の菅野智之マイルズ・マイコラス(現セントルイス・カーディナルス)が、それぞれ防御率1.59と2.25を記録し、1位と2位に並んだ。パ・リーグは、11年前の2010年が最後。こちらは、北海道日本ハム・ファイターズの2人、防御率1.78のダルビッシュ有(現サンディエゴ・パドレス)と防御率2.41の武田勝が、トップ2に位置した。ただ、この両球団とも、リーグ4位(勝率)に終わっている。

 オリックスの2人による防御率トップ2は、阪急ブレーブス時代の1971年と1984年に、2002年の計3度。最初の2度は、どちらも山田久志が入っている。1971年は1位(2.37)、1984年は2位(3.27)だ。他球団では、斎藤が3度、村山実東尾修工藤公康が2度ずつ、チームメイトとトップ2を形成した。斎藤と工藤は、いずれも、自身が1位、チームメイトが2位だった。

筆者作成
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 現時点のパ・リーグ3位は、防御率2.88の上沢直之(北海道日本ハム)だ。宮城とは0.57の差がある。ニック・マルティネス(福岡ソフトバンク・ホークス)は、132.2イニングで防御率1.70を記録しているが、あと1登板の可能性が高く、そうなると規定投球回には届かないだろう。

 なお、昨シーズンのパ・リーグの防御率ランキングは、今シーズンとはまったく違う様相を呈し、1位から6位に6球団の投手が並んだ。それについては、こちらで書いた。

「パの防御率トップ6は、それぞれ違う6球団の投手。これは何年ぶり何度目の椿事!?」