ニューヨーク・ヤンキースは、9月24日~26日にボストン・レッドソックスをスウィープし、レッドソックスを追い抜いて、ワイルドカード・レースの単独トップに立った。3試合のスコアは、8対3、5対3、6対3だ。

 このシリーズのMVPを選ぶとすれば、ジャンカルロ・スタントンだろう。1試合目は1対0からの内野ゴロと3対0からの3ラン本塁打で計4打点、2試合目は1対2からの満塁本塁打で4打点、3試合目は4対3かのからの2ラン本塁打で2打点。ヤンキースの計17打点(他に2得点)のうち、半数以上の10打点を記録した。

 スタッツ社のツイートによると、レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークで行われた3試合のシリーズで10打点以上を挙げたヤンキースの選手は、スタントンが初。それまでの最多は、ジョー・ディマジオ松井秀喜の9打点だったという。

 調べたところ、ディマジオは1949年6月28日~30日、松井は2009年8月21日~23日に9打点を挙げている。この年のディマジオは2月に右踵の手術を受け、開幕から65試合を欠場したが、66試合目の6月28日に復帰すると、シングル・ヒットに続いて2打席目に2ラン本塁打を打ち、2試合は3ラン本塁打とソロ本塁打、3試合も3ラン本塁打を記録した。すべてホームランで9打点だ。

 ディマジオから60年後の松井も、4本のホームランは同じだが、1試合目は2本の3ラン本塁打の間に内野ゴロで1打点を挙げ、3試合はソロ本塁打が2本。2試合目は5打数0安打に終わった。最初の3打席は、田澤純一に討ち取られた。ディマジオとスタントンの時と違い、ヤンキースは2試合目に黒星を喫し、2勝1敗でフェンウェイ・パークを去った。

 ディマジオは11打数5安打、松井は15打数4安打、スタントンは12打数7安打だ。

 ちなみに、1949年も2009年も、ヤンキースはワールドシリーズで優勝している。ヤンキースのワールドチャンピオンは、松井がシリーズMVPを受賞した2009年が最後だ。その後は、ワールドシリーズへ進むこともできていない。