今シーズンが終わると、スターリング・マーテイ(マイアミ・マーリンズ)はFAになる。マーテイ(の代理人)とマーリンズは契約延長の交渉を行っていたが、結局、まとまらなかったらしい。USAトゥディのボブ・ナイテンゲールによると、マーリンズが申し出た3年3000万ドルの契約を、マーテイが断ったという。その前に、マイアミ・ヘラルドのジョーダン・マクファーソンとクレイグ・ミシュは、マーテイの希望は総額5000万ドル前後の3~4年契約、と報じていた。

 7月30日のトレード・デッドラインまでに、マーリンズはマーテイを売ろうとするだろう。需要もある。センターを守ることができ、ディフェンスだけでなくオフェンスでもプラスになる選手を欲しがっている球団は、ニューヨーク・ヤンキースやヒューストン・アストロズをはじめ、少なくない。今シーズン、マーテイは約1ヵ月の離脱があり、ホームランは7本ながら、出塁率は.393。例年と変わらぬスピードも発揮し、19盗塁を決めている。

 もっとも、数ヵ月のレンタルと長期契約では、事情が違ってくる。マーテイは32歳。10月に誕生日を迎える。衰えが出始めてもおかしくない年齢だ。また、今シーズンはボール球に手を出すことが減り、四球率11.7%を記録しているものの、これまでのシーズン四球率はたいてい5%前後と低く、自己ベストの2014年も6.1%に過ぎない。今シーズンのような選球眼を持続できるのかについては、疑問も残る。

 それでも、マーテイが延長契約の申し出を受け入れなかったのは、今オフのFA市場に競合する選手がほとんど出ないことが、理由の一つではないだろうか。例えば、ジャッキー・ブラッドリーJr.(ミルウォーキー・ブルワーズ)は、来シーズンの契約が年俸950万ドルの選手オプションだ。FAになるかどうかは、まだわからない。

 いずれにせよ、年齢からすると、マーテイが3年以上の長期契約を手にするチャンスは、今オフが最後になりそうだ。