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オールスター・ゲームのファン投票・中間発表その2。DH1位の大谷翔平は、全選手の9位から7位へ浮上

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(左)とブラディミール・ゲレーロJr. Apr 8, 2021(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月21日、オールスター・ゲームのファン投票は、2度目の中間発表が行われた。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は117万4069票を集め、6月14日の中間発表に続き、今回もDH部門のトップに立っている。大谷に次ぐ2位は53万660票のJ.D.マルティネス(ボストン・レッドソックス)、3位は35万6189票のヨーダン・アルバレス(ヒューストン・アストロズ)だ。最終的な選出を決めるフェイズ2の投票には、この3人が進むことになるだろう。4位と5位には、22万5843票のヤミーン・マルセイディス(シカゴ・ホワイトソックス)と20万900票のルルデス・グリエルJr.(トロント・ブルージェイズ)が位置する。

「オールスター・ゲームのファン投票・中間発表。大谷翔平はDHトップだが、意外(?)にも全選手の9位」で書いたとおり、最初の中間発表において、大谷の得票は全選手のなかで9番目に多かった。今回は7番目だ。前回は6位と8位にいた2人、ニック・カステヤノス(シンシナティ・レッズ/ナ・リーグ外野手部門)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース/ア・リーグ外野手部門)の得票を上回った。

 100万票以上は、前回の50万票以上と同じく12人。その顔ぶれも、大谷、カステヤノス、ジャッジを含め、前回と変わっていない。順位はすべて同じというわけではないが、トップ2は、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ/ア・リーグ一塁手部門)とロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス/ナ・リーグ外野手部門)のまま。それぞれ、174万5105票と159万9885票だ。140万票以上は、この2人しかいない。

 全選手の3位から6位には、139万1586票のサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ/ア・リーグ捕手部門)、137万1004票のマイク・トラウト(エンジェルス/ア・リーグ外野手部門)、132万6502票のフェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス/ナ・リーグ遊撃手部門)、118万4346票のマーカス・シミエン(ブルージェイズ/ア・リーグ二塁手部門)が並ぶ。

 また、各部門のうち、ア・リーグの遊撃手部門と両リーグの外野手部門は、フェイズ2進出となるトップ3(外野手部門はトップ9)の顔ぶれが、前回とは異なる。ア・リーグの遊撃手部門は、カルロス・コレイア(アストロズ)が3位に位置し、前回3位のティム・アンダーソン(ホワイトソックス)は4位となった。ア・リーグの外野手部門は、セドリック・マリンズ(ボルティモア・オリオールズ)が9位に入り、前回8位のランディ・アロザレイナ(タンパベイ・レイズ)は10位に。ナ・リーグの外野手部門は、ジョク・ピーダーソン(シカゴ・カブス)とタイラー・オニール(セントルイス・カーディナルス)が7位と9位にランクインし、前回は8位と9位にいたトレント・グリシャム(パドレス)とケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は13位と15位に下降した。

 フェイズ1の投票は、6月24日の午後4時(東部時間)まで。日本時間では、6月25日の午前5時までだ。その方法については、こちらで書いた。

大谷翔平に投票するにはどうすればいいの? オールスター・ゲームのファン投票。英語が苦手な人のために

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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