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史上初の「チームメイトが同じ試合で100本塁打」は逃したが、亀井善行が岡本和真に続き、2日連続なら…

宇根夏樹ベースボール・ライター
亀井善行(読売ジャイアンツ)Mar 18, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月27日、岡本和真(読売ジャイアンツ)が、史上300人目の100本塁打に到達した。

 岡本は、4月21日に98本目と99本目のホームランを打ち、チームメイトの亀井善行に並んだ。亀井は、開幕戦の代打サヨナラ本塁打により、100本塁打にリーチをかけた。

 彼らは、史上初の「同じ試合で100本塁打に到達したチームメイト」となる可能性があった。NPBの公式サイトによれば、チームメイトでなくても、同じ試合で2人が100本目のホームランを打ったことはない。中村武志古田敦也の100本目は、どちらも1997年5月7日だが、同じ試合ではなかった。2人とも、それぞれの本拠地、ナゴヤドームと明治神宮球場で記録した。

 岡本が100本目のホームランを打った試合には、亀井も出場した。9回表に代打として起用され、四球を選んだ。

 同じ試合で到達とはならなかったものの、4月28日に亀井がホームランを打つと、岡本と亀井は「2日続けて100本塁打に到達したチームメイト」となる。こちらは、過去に2組。1組目は、近鉄バファローズの佐々木恭介栗橋茂(1980年10月4日と5日)。2組目は、中日ドラゴンズの山﨑武司立浪和義(1998年8月18日と19日)だ。

 佐々木と栗橋は南海ホークス戦、山﨑と立浪はヤクルトスワローズ戦で記録したが、投手は違った。

 4月27日に続き、読売は28日も東京ヤクルトスワローズと対戦する。岡本が100本目のホームランを打った相手は、リリーフ投手の梅野雄吾だ。2日続けて登板することもあり得る。

 この他、福岡ダイエーホークスの松中信彦と日本ハムファイターズの小笠原道大は、2002年5月3日と4日に、同じカードで100本目のホームランを打ち合った。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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