継続している「投手のストリーク」。千賀は二桁勝利、森は30セーブ以上、宮西は50登板以上

千賀滉大 MARCH 12, 2017(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 短縮された2020年のシーズンを経ても、いくつかのストリークは途切れなかった。

 昨シーズン、千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス)が記録した奪三振149は、山本由伸(オリックス・バファローズ)と並んで両リーグ最多ながら、千賀自身としては2016年以降の5シーズンで初めて、150に届かなかった。けれども、千賀は11勝を挙げ、同じく2016年からの二桁勝利を5年連続とした。これは、継続中の最長だ。菅野智之(読売ジャイアンツ)の4年連続が、千賀に次ぐ。ちなみに、規定投球回以上を最も長く継続しているのは、この2人ではない。2018年から3年連続の西勇輝(阪神タイガース)だ。

 千賀とチームメイトの森唯斗は、2018年と2019年に続き、2020年も30セーブ以上を挙げた。森の前にクローザーを務めたデニス・サファテと合わせると、福岡ソフトバンクの投手による30セーブ以上は、2014年から7年続いている。

 さらに、福岡ソフトバンクでは、リバン・モイネロが2年連続30ホールド以上。それほど長くはないものの、このストリークを継続中の投手は、モイネロ以外にいない。2年連続25ホールド以上も、他には皆無だ。宮西尚生(北海道日本ハムファイターズ)は、2012年から25ホールド以上を8年続けていたが、2020年は21ホールドにとどまった。

 ただ、宮西は2020年も50試合に登板し、一軍1年目の2008年から続く50登板以上のストリークを13年に伸ばした。今シーズンと来シーズンも50登板以上なら、岩瀬仁紀が1999~2013年に記録した歴代最長の15年連続に並ぶ。また、25ホールド以上のストリークは途切れたが、20ホールド以上は継続中だ。宮西の8年連続25ホールド以上と9年連続20ホールド以上は、どちらも歴代最長。2017年にそれまで最長だった山口鉄也の5年連続25ホールド以上(2011~15年)を抜き、昨シーズンは山口の8年連続20ホールド以上(2008~15年)を上回った。

筆者作成
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継続中のストリーク。昨年の本塁打王は3年連続30本塁打以上、前チームメイトの2人は5年連続20本以上