ここ10年の日本シリーズで最もよく打った選手。今年の栗原陵矢と5年前の李大浩はシリーズ打率5割

李大浩 MARCH 21, 2009(写真:アフロスポーツ)

 今年の日本シリーズで、栗原陵矢(福岡ソフトバンクホークス)は打率.500(14打数7安打)を記録した。この打率は、ここ10年(2011~20年)に1シリーズ10打席以上の延べ179人中、最も高く、2015年の李大浩(16打数8安打)と並ぶ。2人とも、そのシリーズのMVPに選ばれた。

 ただ、栗原のMVPにケチをつけるわけではないが、5年前の李には及ばない。李は5試合中4試合で長打を打ち、シリーズ8安打中、ホームランと二塁打が2本ずつ。計8打点を挙げた。一方、栗原は最初の2試合が8打数7安打、その後の2試合は6打数0安打。また、李の出塁率.619に対し、栗原の出塁率は.588だ。こちらは、ここ10年の1位と3位に位置する。2位は、李と同じく2015年の明石健志(福岡ソフトバンク)。出塁率.609を記録した。

 福岡ソフトバンクの選手を除くと、打率は、2013年に聖澤諒が記録した.471(17打数8安打)が最も高い。出塁率とOPSは、2018年の鈴木誠也(広島東洋カープ)。それぞれの数値は.556と1.420だ。

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 また、李は前年(2014年)の打率.333(18打数6安打)と合わせて、通算2シリーズで打率.412(34打数14安打)を記録した。この打率も、ここ10年に計30打席以上の42人中、最も高い。打率.400以上は、他に誰もいない。

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 ちなみに、ここ10年に計30打席以上で最も打率が低いのは、陽岱鋼(読売ジャイアンツ)だ。シリーズ出場は、北海道日本ハムファイターズで2度、読売で1度。2012年が打率.167(24打数4安打)、2016年と2019年は打率.000(9打数0安打と2打数0安打)なので、トータルの打率は.114(35打数4安打)となる。今年のシリーズには、出場しなかった。

 陽に次ぐのは、打率.138(29打数4安打)の岡本和真(読売)。昨年は打率.188(16打数3安打)ながらホームランが1本あったが、今年はシングル・ヒット1本の打率.077(13打数1安打)に封じられた。