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日本シリーズ第1戦に4打点以上は、栗原陵矢が7人目。その3人目は、代打サヨナラ満塁本塁打

宇根夏樹ベースボール・ライター
日本シリーズ第1戦は、5対1で福岡ソフトバンクが読売を下した(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

 日本シリーズの第1戦に、栗原陵矢(福岡ソフトバンクホークス)は4打点を挙げた。2回表のホームランと6回表の二塁打で2打点ずつ。4回表にも二塁打を打ち、8回表は四球で出塁した。

 日本シリーズの1試合4打点以上は、21世紀に限っても、20人近くが記録している。栗原の前には、2018年の第3戦に2人。アルフレド・デスパイネ(福岡ソフトバンク)と安部友裕(広島東洋カープ)が、それぞれ4打点と5打点を挙げた。ちなみに、この試合に9対8で勝った福岡ソフトバンクは、そこから今年の第1戦まで、9試合続けて勝利を収めている。

 ただ、日本シリーズの第1戦に4打点以上は、1950年から昨年までの70試合で、6人しか記録していない。栗原は、2012年に5打点を挙げたジョン・ボウカー以来。史上7人目となる。

筆者作成
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 過去6人のうち、1966年の長嶋茂雄と1994年の佐々木誠は、どちらもシリーズの6試合中3試合で打点を記録した。長嶋は、第4戦に2打点、第5戦に3打点を挙げ、第1戦の4打点と合わせてシリーズ9打点。これは、1978年に大杉勝男が10打点を挙げるまで、1シリーズの最多記録だった。1984年に長嶋清幸も大杉に並んだが、どちらもシリーズは7試合。6試合以下のシリーズは、1966年の長嶋と1985年のランディ・バースの9打点が最も多い。

 また、1992年の杉浦享は、第1戦の12回裏に代打サヨナラ満塁本塁打を打った。日本シリーズのサヨナラ満塁本塁打は、2016年の第5戦に西川遥輝(北海道日本ハムファイターズ)も記録しているが、こちらは代打ではなく、延長戦にも入っていなかった。なお、杉浦がこのシリーズで挙げたあと1打点も、場面は満塁、登場は代打としてだった。第6戦に押し出し四球を選んだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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