周東佑京はポストシーズン通算13試合で盗塁ゼロ。レギュラーシーズンは約3試合に1盗塁のペースだが…

周東は今年のCS第2戦で、二塁打と三塁打を打った(写真:アフロ)

 周東佑京(福岡ソフトバンクホークス)は、ポストシーズンで通算13試合に出場している。昨年のクライマックス・シリーズ7試合と日本シリーズ4試合に、今年のクライマックス・シリーズ2試合だ。

 レギュラーシーズンにおいて、周東は通算205試合に出場し、75盗塁を記録している。これは、3試合弱に1盗塁のペースだ。一方、ポストシーズンの通算盗塁はゼロ。まったく盗塁を記録していない。

 2019年のCSファーストステージ第3戦は、二盗を成功させたものの、リクエストによって判定が覆った。日本シリーズ第4戦は、牽制死。投手が投球動作に入る前にスタートを切ってしまい、一塁へ戻ったところを刺された。

 だが、ポストシーズンでも、周東はスピードを発揮している。

 2019年のCSファイナルステージ第1戦は、パスボールで三塁から生還。日本シリーズ第1戦は、送りバントで三塁へ。どちらも、他の走者であれば、アウトになっていてもおかしくないタイミングだった。

 また、走ることなくスピードを生かした場面もあった。日本シリーズ第1戦は、三塁へ進んだ後、次の打者がバントをわざと空振りし、周東はスタートを切らず。相手にスクイズと思わせ、一塁走者の二盗を援護した。翌日の第2戦に代走として起用された直後、ヒットとホームランが続いたのも、相手が周東を警戒した結果だったと見ることもできる。

 対戦相手からすると、周東を塁に出さないことが「最大の防御」となる。ただ、内野ゴロに討ち取っても、走者が入れ替わり、周東が塁に残ることはある。周東の併殺打は少なく、昨シーズンが1本、今シーズンは2本だ。また、先発出場でなく代走の場合は、周東が塁に出るのを防ぐという、前段階が生じない。

 なお、今シーズンの周東の盗塁成功率については、こちらで書いた。

周東佑京の盗塁成功率89.3%は、シーズン50盗塁以上の80人中何位!?