「防御率20.00以上」は大谷翔平と山口俊だけじゃない。あのキンブレルもその一人

クレイグ・キンブレル(シカゴ・カブス)Jul 3,2019(写真:REX/アフロ)

 8月4日、山口俊(トロント・ブルージェイズ)は、8回裏の途中にウィルマー・フォントからマウンドを引き継ぐと、暴投と与四球という不安な立ち上がりながら、続く2人を討ち取り、無失点でイニングを終えた。これにより、山口の防御率は36.00から21.60まで下がった。一方、フォントは1アウトしか取れずに4点を奪われ、防御率は6.75から27.00へ跳ね上がった。

 今シーズン、2試合以上に登板して防御率20.00以上の投手は、山口とフォントを含め、11人を数える。投手としてのシーズンを終えた、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)もその一人だ。

 また、11人のなかには、通算346セーブのクレイグ・キンブレル(シカゴ・カブス)もいる。鈴木博志(中日ドラゴンズ)ではなく、本家のキンブレルだ。ここまでの3試合とも、9回に登板して2失点(自責点2)ずつ。1登板目と3登板目は試合を締めくくれず。次に投げた投手がセーブを挙げ、キンブレルにはホールドがついた。2登板目は試合こそ終わらせたものの、最初の打者2人にホームランを打たれ、登板時の5点差は3点差に縮まった。

 このままいけば、クローザーとして起用されることはなくなるだろう。ただ、昨シーズンも防御率は6.53と高かったが、最初の3登板(2.2イニングで自責点5)と最後の3登板(2.1イニングで自責点6)を除くと、その間の17登板は防御率2.30だった。同じように、ここから持ち直すかもしれない。

筆者作成
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 もう一人、昨シーズンは防御率2.48を記録し、23セーブを挙げたハンセル・ロブレス(エンジェルス)も、スタートで大きく躓いた。4登板のうち、自責点2以上が3試合。スタットキャストによると、前年は平均97.2マイルだった4シームが、今シーズンは平均94.4マイルへ急降下している。エンジェルスはすでに、複数の投手を締めくくりに起用する「クローザー・バイ・コミッティ」へ移行。5対3で勝った8月4日は、ロブレスを中2日で使えたにもかかわらず、8回裏の2死から登板したタイ・バットリーが最後まで投げた。