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投手が代走出場で盗塁を決める◆13試合続けて登板◆デビュー月に最優秀選手…【7月3日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
ヤシエル・プイーグ AUGUST 19, 2013(写真:ロイター/アフロ)

◆2013年7月3日

ロサンゼルス・ドジャースのヤシエル・プイーグが、6月のプレーヤー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)に選ばれる。メジャーデビューした月の受賞は史上初。「コルク入りバットを使った理由◆ジーターのキャプテン就任◆ペドロの「完全試合」…【6月3日のMLB】」で書いたとおり、プイーグの初出場は6月3日。6月は26試合に出場し、打率.436(101打数44安打)、7本塁打を記録した。プレーヤー・オブ・ザ・マンスとともに、ルーキー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀新人)も受賞。

◆1988年7月3日

オークランド・アスレティックスのジーン・ネルソンが、ドン・ベイラーの代走として起用され、二盗を成功させる。ネルソンは投手。前日の試合で、リリーフとして4イニングを投げた。1973年のDH導入後、投手を本職とするア・リーグの選手による盗塁は初。1980年8月16日の試合では、トロント・ブルージェイズのボブ・ベイラーが盗塁と登板を記録したが、本職はユーティリティの野手。「2番ライト」として先発出場し、1回表に盗塁を決め、7回裏にマウンドへ上がった。二塁打を2本打たれたのに続き、四球を与え、1アウトも取れずに降板した。

◆1974年7月3日

ロサンゼルス・ドジャースのマイク・マーシャルが、6月18日からチームの13試合に続けて登板する。16日間。26.2イニングで防御率1.69を記録した。この日に行われたダブルヘッダー2試合目のマウンドには上がらなかったが、翌日の試合と翌々日のダブルヘッダー2試合目に登板。シーズン全体では、すべてリリーフとして106試合に投げ、208.1イニングで防御率2.42。サイ・ヤング賞に選ばれた。2位は、チームメイトのアンディ・メッサースミス

 7月2日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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