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最も多くの投手がつないだノーヒッター◆2打席連続の代打本塁打にとどまらず…【6月11日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
カーク・サーロース Sep 26, 2003(写真:ロイター/アフロ)

◆2003年6月11日

ヒューストン・アストロズの投手たちが、ニューヨーク・ヤンキースを相手に継投ノーヒッターを達成する。ロイ・オーズワルトが股関節を痛めて1イニングで降板し、ピート・ムンロ(2.2イニング)、カーク・サーロース(1.1イニング)、ブラッド・リッジ(2イニング)、オクタビオ・ドーテル(1イニング)、ビリー・ワグナー(1イニング)がつないだ。6人は史上最多。それまでは4人が最も多かった。2012年6月8日に、シアトル・マリナーズもタイ記録。こちらは、ケビン・ミルウッド(6イニング)、チャーリー・ファーブッシュ(0.2イニング)、スティーブン・プライヤー(0.1イニング)、ルーカス・リトキー(0.1イニング)、ブランドン・リーグ(0.2イニング)、トム・ウィルヘルムセン(1イニング)の6人。

◆1985年6月11日

フィラデルフィア・フィリーズのボン・ヘイズが、1イニングに2本のホームランを打つ。初回に記録したのは史上初。ニューヨーク・メッツ戦に「1番レフト」として出場し、1回裏にトム・ゴーマンから先頭打者アーチ、カルビン・シラルディからグランドスラム。通算143本塁打のうち、1試合2本は10度、1試合3本は1度あるが、1イニングに複数のホームランはこの試合だけ。

◆1915年6月11日

ニューヨーク・ヤンキースのレイ・コールドウェルが、前日に続いて代打ホームランを打つ。代打として2打席連続は史上初。翌12日は先発マウンドに上がり、この日もホームランを打つとともに、5失点ながら完投して白星を挙げた。メジャーリーグ12年間の成績は、投手として134勝120敗、防御率 3.22、打者としては打率.248(1164打数289安打)、8本塁打、114打点、23盗塁。

 6月10日のMLBは、こちら。

初登板は15歳◆日本人野手2人が同じ試合に出場◆500本塁打以上の3人が…【6月10日のMLB】

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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