打順3番の投手◆代打で3打数連続アーチ◆飛距離80m未満の本塁打…【5月17日のMLB】
◆2009年5月17日
タンパベイ・レイズのアンディ・ソナンスタインが、「3番・投手」として出場する。ジョー・マッドン監督の「奇策」ではなく、打順3番のエバン・ロンゴリアと5番のベン・ゾブリストのポジションにどちらも「5(三塁)」と書いたラインナップ・カードを提出してしまい、DHが使えなくなった。ソナンスタインは5.2イニングを投げ、5失点ながら勝利投手に。3打席目には二塁打を打ち、自ら打点を挙げた。もう少し詳しい経緯を「相手はDHを使っているのにこちらは投手が4番。7年前にはマッドン監督もア・リーグの試合で投手を3番に」で書いた。
◆1978年5月17日
ロサンゼルス・ドジャースのリー・レイシーが、代打本塁打を打つ。5月2日と6日に続き、代打としては3打数連続のホームラン。史上初。その間に代打以外でも出場したものの、ホームランはなかった。5月7日は代打出場だが、四球を選んだので打数には数えない(「今さらながら「打席」と「打数」について知っておきたいこと。「首位打者」や「連続安打試合」にも関わる話」)。翌年、フィラデルフィア・フィリーズのデル・アンサーも、同じ記録を達成。6月30日、7月5日、7月10日に、代打本塁打を打った。こちらは、間に代打以外の打席を挟んでいない。
◆1971年5月17日
ワシントン・セネタースのトミー・マクローが、飛距離250フィート(約76.2m)のホームランを打つ。レフトとセンターから前進してきた外野手2人と遊撃手の計3人がぶつかり、ボールがフィールドを転がる間に、マクローは本塁を駆け抜けた。3人の野手は、そこで試合から退いた。飛距離はさらに短い140フィート(約42.7m)だった、という説もある。マクローの通算本塁打は75本(ランニング本塁打はそのうち2本)。三塁打は42本、盗塁は143。
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