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【4月14日のMLB】初の豪州バッテリー/2試合続けてチームメイトが200勝到達/外野にガルシア3人

宇根夏樹ベースボール・ライター
左からR.ジョンソン、K.ブラウン、C.パバーノ、M.ムシーナ、J.ライト(写真:ロイター/アフロ)

◆1993年4月14日

ミルウォーキー・ブルワーズのグラム・ロイドが、9回表の途中から登板し、デーブ・ニルソンとバッテリーを組む。オーストラリアンのバッテリーメイトは史上初。ニルソンはメジャーリーグ2年目、ロイドは3日前にメジャーデビューしたばかりだった。彼らはそれぞれ、最初にメジャーリーグでプレーしたオーストラリア生まれの捕手と投手でもある。ニルソンは、2000年に中日ドラゴンズで18試合に出場。登録名は、ディンゴだった。

◆2004年4月14日

ニューヨーク・ヤンキースのケビン・ブラウンが、通算200勝目を挙げる。ヤンキースでは、3日前の4月11日にも、マイク・ムシーナが200勝に到達した。チームメイトがどちらも同じシーズンに200勝目は史上初。しかも、ムシーナとブラウンは2試合連続。ヤンキースのスケジュールは、もともと4月12日の試合が組まれておらず、13日は雨天順延(9月9日にダブルヘッダー)となった。

◆2004年4月14日

コロラド・ロッキーズのアーロン・マイルズが、メジャーリーグ1本目と2本目のホームランを打つ。最初は左打席、次は右打席から。最初の2本塁打が同じ試合で、なおかつ打席の左右が違うのは史上5人目。マイルズは通算19本塁打。打席の左右を問わず、1試合2本塁打は他になかった。

◆2017年4月14日

シカゴ・ホワイトソックスの3人、アビサイル・ガルシアウィリー・ガルシアルーリー・ガルシアが、それぞれ「5番ライト」「7番レフト」「9番センター」として先発出場する。同じラストネームの3人が、先発メンバーとして外野を占めるのは、史上初。サンフランシスコ・ジャイアンツの外野には、1963年9月15日、17日、22日に、フェリペマティヘススアルー3兄弟が揃ったが、3試合とも、フェリペ以外の2人は途中出場だった。3人のガルシアに、血縁関係はない。

 4月13日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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