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【4月10日のMLB】初打席でホームランを打った投手/フェンウェイの連続チケット完売が途切れる…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ダニー・サラザー SEPTEMBER 23, 2014(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

◆1990年4月10日

ボストン・レッドソックスのウェイド・ボッグスが、1試合に3度、敬遠四球で歩かされる。延長戦を除くと、当時の史上最多タイ(2004年5月1日と9月22日にバリー・ボンズが1試合4度)。デトロイト・タイガースのスパーキー・アンダーソン監督が、投手に指示した。この策は成功し、3度ともその後は無失点でイニングを終えたが、タイガースは2対4で敗れた。

◆1992年4月10日

サンディエゴ・パドレスのデーブ・アイランドが、メジャーリーグ初の打席でホームランを打つ。アイランドは投手。それまでの4シーズンはニューヨーク・ヤンキースで投げていたので、打席に立つことはなかった(インターリーグは1997年から)。その後のホームランはなく、通算22打数2安打(打率.091)。メジャーデビューした1988年8月3日の試合では、最初に対戦したポール・モリターにホームランを打たれた。

◆2013年4月10日

ボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークの連続チケット完売が、820試合で途切れる。2003年5月13日から、レギュラーシーズン794試合とポストシーズン26試合が完売。それまでの最長は、クリーブランド・インディアンズの455試合(1995~2001年)だった。レッドソックスのストリークは、北米4大スポーツのなかでも最も長い。ポートランド・トレイルブレイザーズ(NBA)の814試合(1977~95年)を上回った。

◆2014年4月10日

クリーブランド・インディアンズのダニー・サラザーが、先発マウンドに上がり、4回裏の2アウト目で奪三振を10とする。ただ、その時点で5点を取られていて、与四球2ながら投球数は93。テリー・フランコーナ監督に交代を告げられた。1900年以降、4イニング未満で降板した先発投手の二桁奪三振は初。

 4月9日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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