山口俊がブルペンに回れば、いずれも日本プロ野球経験者のセットアップ・トリオが誕生する!?

ラファエル・ドリス(トロント・ブルージェイズ)Feb 20, 2020(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 山口俊(トロント・ブルージェイズ)の役割は、まだ確定していない。他の投手がローテーションの5番手に入れば、山口はブルペンで開幕を迎えるだろう。現時点では、後者の可能性が高そうだ。その理由については「山口俊はローテーションに入れるのか。初登板の結果は別にしても、リードしているのはライバル!?」で書いた。

 そうなった場合、ブルージェイズのブルペンには、日本プロ野球の経験者が3人揃う。山口、アンソニー・バスラファエル・ドリスだ。バスは「バース」の登録名で、2016年に北海道日本ハムファイターズで投げた。ドリスは2016年から2019年まで、阪神タイガースで4シーズンを過ごした。

 3人とも、ブルージェイズに在籍するのは、マイナーリーグを含めても、今回が初めてだ。バスはウェーバーを経由し、シアトル・マリナーズから移籍。ドリスは1年100万ドルの契約を交わした。入団したのは10月と2月。山口の前後だ。

 前例の有無は定かではないものの、日本プロ野球で投げた投手が同じチームのブルペンに3人というのは、過去にあったとしても、かなり珍しいのではないだろうか(ご存じの方は教えてください)。なお、田澤純一は日本プロ野球の経験者ではないので、ここではカウントしない。また、2013~16年のボストン・レッドソックスには上原浩治と田澤がいたが、彼らとブルペンメイトになった投手のなかに、日本プロ野球の経験者はいなかった。後に日本プロ野球で投げた投手は4人。現・読売ジャイアンツのルビー・デラロサ(レッドソックス/2013~14年)、現・横浜DeNAベイスターズのエドウィン・エスコバー(2014年)、2017年に阪神で8登板のロマン・メンデス(2015年)、2019年に読売で13登板のライアン・クック(2015年)がそうだ。年明け早々、クックはマイアミ・マーリンズとマイナーリーグ契約を交わした。

 山口、バス、ドリスの3人は、日本プロ野球の経験者という点だけでなく、現在32歳の年齢も共通する。彼らはセットアップ・トリオとして、クローザーのケン・ジャイルズとともに「勝利の方程式」を形成する可能性もある。