日米監督事情2020/追補編。平均年齢はNPBもMLBも50代前半だが、背番号は…

ダスティ・ベイカー(ヒューストン・アストロズ)Feb 14, 2020(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 前回は、日米の現監督のキャリアに焦点を当てて比較した。今回は、その追補編だ。

 現在、日本プロ野球(NPB)の12監督のうち、最年長は61歳の原辰徳(読売ジャイアンツ)、最年少は43歳の三木肇(東北楽天ゴールデンイーグルス)だ(年齢はすべて2020年6月30日時点)。辻発彦(埼玉西武ライオンズ)も原と同じ61歳だが、3ヵ月だけ若い。メジャーリーグ(MLB)の30監督は、71歳のダスティ・ベイカー(ヒューストン・アストロズ)が最高齢で、38歳のロッコ・バルデリ(ミネソタ・ツインズ)とルイス・ロハス(ニューヨーク・メッツ)のうち、24日遅く生まれたバルデリが最も若い。

 上下の開きは、NPBが18歳、MLBは33歳。かなりの差がある。ただ、それぞれの平均年齢は53.3歳と52.3歳なので、ほとんど変わらない。

 一方、大きく異なるのが背番号だ。NPBは3分の2の8人が80番台。70番以上は10人を数え、30番未満は2人しかいない。MLBは12人の10番台をはじめ、28人が50番未満。残る2人は70番台。80番以上はいない。正確に言うと、テリー・フランコーナ(クリーブランド・インディアンズ)の「77」が最も大きい。

筆者作成
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 NPBの主流が「大きな数字」「選手時代とは別の背番号」であるのに対し、MLBは「小さな数字」が多く、「選手時代につけていた背番号」の監督も少なくない。MLBでは、元メジャーリーガーの23監督中13人が、選手時代に使用したことのある番号を背負っている。

 NPBの監督で「小さな数字」の2人、背番号「6」の井口資仁(千葉ロッテマリーンズ)と「22」の高津臣吾(東京ヤクルトスワローズ)も、元メジャーリーガーだ。どちらも、MLBではなくNPBだが、「選手時代につけていた背番号」でもある。アレックス・ラミレス(横浜DeNAベイスターズ)もMLB(とNPB)でプレーしたが、こちらの背番号は「80」。就任当時、神奈川新聞のインタビューで「来年、最低でも80勝することが優勝するために必要」と理由を語っている。

 こだわりのある監督もいる。例えば、アストロズでは、ベイカーの就任に伴い、マーティン・マルドナードが背番号を「12」から「15」に変更した(2018年の後半戦に使用した「15」に戻した)。ベイカーはこれまで、選手として4球団でプレーし、監督として4球団で采配を振ってきた。サンフランシスコ・ジャイアンツが重なっているので、合計7球団だ。そのいずれでも、背番号は「12」だった。

 なお、トロント・ブルージェイズとタンパベイ・レイズでは、背番号「12」を使用できない。それぞれ、ロベルト・アロマーウェイド・ボッグスの永久欠番となっている。ただ、年齢を考えると、ベイカーがユニフォームを着るのは、アストロズが最後になりそうだ。

 前回の「本編」はこちら。

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