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日本人メジャーリーガーの背番号は、前田健太と菊池雄星も背負う「18」が歴代最多。「4」は秋山翔吾が初

宇根夏樹ベースボール・ライター
秋山翔吾(シンシナティ・レッズ)Jan 8, 2020(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 日本人メジャーリーガーの背番号で、最も多いのは「18」だ。1997年にニューヨーク・メッツで投げた柏田貴史から、2019年にメジャーデビューした菊池雄星(シアトル・マリナーズ)まで、10人を数える。今オフ、ロサンゼルス・ドジャースからミネソタ・ツインズへ移籍した前田健太は、新天地でも「18」を背負う。

筆者作成
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 昨シーズン、ツインズで「18」をつけていたミッチ・ガーバーは「8」に変更し、ツイッターに「#18のジャージを最近買ったファンには申し訳ない。ケンタはこの番号をとても欲しがっていたし、それで彼が気分よく過ごし、最高の状態になるなら喜んで。ゴー、ツインズ!」と書き込んだ。

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 昨シーズン、ガーバーは93試合で31本のホームランを打った。スタメンマスクを分け合ったジェイソン・カストロは、オフにFAとなって1年685万ドルでロサンゼルス・エンジェルスと契約。今シーズン、ガーバーは正捕手として、前田とバッテリーを組む。

 背番号「10」「18」に次いで多いのは、「11」「16」「17」「21」の5人だ。「1」「10」「41」「53」「55」の4人が、それに続く。

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 また、トレードではないが、平野佳寿はアリゾナ・ダイヤモンドバックスからシアトル・マリナーズへ移り、背番号を「66」から「6」とした。マリナーズでは、ブルペン捕手のフレミング・バイエズが「66」をつけている。こちらは、ブルペンで平野の球を受けるだろう。

 今シーズン、メジャーデビューをする3人の背番号は、筒香嘉智(タンパベイ・レイズ)が「25」、山口俊(トロント・ブルージェイズ)が「1」、秋山翔吾(シンシナティ・レッズ)は「4」。過去に背番号「4」の日本人メジャーリーガーは皆無。背番号を問わず、レッズのユニフォームを着てメジャーリーグの試合に出場する日本人選手も、秋山が最初となる。

 これにより、日本人メジャーリーガーが使用したことのない最小の背番号は、「4」から「20」へ移る。ちなみに、背番号「20」は11球団で永久欠番とされている。それについては、先日、「最も多くの球団が永久欠番としているのは「20」。トップ3にも一桁はなし」で書いた。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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