今シーズンのメジャーリーグはこう変わる。LOOGYは絶滅し、セプテンバー・コールアップは激減!?

マイケル・ロレンゼン(シンシナティ・レッズ)Jun 9, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今シーズンから実施される、新ルールが発表された。

●1登板につき打者3人以上と対戦

 投手は、そのイニングを終えるか故障に見舞われるかしない限り、少なくとも3人の打者に対して投げる必要がある。このルールは先発投手にも適用されるが、最も影響を受けるのは「LOOGY」として投げていた左のリリーフ投手だ。それについては、1年前に「ワンポイント・リリーフが絶滅する!?」で考察した。

●26人ロースター

 試合に出場できるアクティブ・ロースターの人数が、25人から26人に増える。投手は13人まで。これは、開幕から8月31日までとポストシーズンだ。9月1日からレギュラーシーズン終了までは、それまでの40人が28人に減る。投手は14人までだ。

 昨シーズンのメジャーデビューを月別に分けると、3月が25人(9.6%)、4月が38人(14.6%)、5月が46人(17.6%)、6月が43人(16.5%)、7月が28人(10.7%)、8月が45人(17.2%)、9月は36人(13.8%)。ただ、9月にマイナーリーグから昇格する「セプテンバー・コールアップ」は、メジャーデビュー前の選手に限らない。

●2ウェイ・プレーヤー(二刀流選手)の認定

 二刀流選手として認定された選手は、ロースターの投手13人にカウントされない。投手として20イニング以上、野手として先発20試合以上(1試合3打席以上)の両方を、そのシーズンか直前のシーズンに記録していることが、認定の条件となる。今シーズンに限っては、2019年だけでなく2018年に記録した選手も認定される。

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、2018年に51.2イニングを投げ、DHとして82試合(3打席以上は81試合)に先発出場した。マイケル・ロレンゼン(シンシナティ・レッズ)は、2018年も2019年も80イニング以上ながら、野手(外野手)としての先発出場は0試合と6試合だ。

●野手の登板

 延長戦に入るか、6点差以上がついている場合のみ、野手は登板できる。一方、投手の野手起用を禁じる文章は見当たらない。ロレンゼンは、二刀流選手に認定されず、投手として登録されていても、野手出場できるということだ。

●27人目の選手

 従来どおり、ダブルヘッダーになった際は、ロースターに1人を追加できる。「26人目の選手」が「27人目の選手」になるだけだ。投手の追加も可能。すでにロースターに投手が13人いても、だ。

●故障者リストの最短期間

 故障者リストに入った投手と二刀流選手は、15日経たないと復帰できない。野手は10日のまま。2016年までは、投手も野手も15日だった。マイナーリーグに降格した投手が再びメジャーリーグに昇格するまでの最短日数も、10日から15日に。なお、脳震盪による7日の故障者リストはそのままだ。

●チャレンジまでの時間

 ビデオ判定による「チャレンジ」を要求するまでの時間は、30秒以内から20秒以内に短縮される。