史上5人目の日米ゴールドグラバーが生まれるか。来シーズンのNPBにはMLBゴールドグラブ受賞者が3人

アダム・ジョーンズ(右)MARCH 31, 2014(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 来シーズンから日本プロ野球(NPB)でプレーする選手のうち、3人はメジャーリーグ(MLB)でゴールドグラブを手にしたことがある。アダム・ジョーンズ(オリックス・バファローズ)は4度、ヘラルド・パーラ(読売ジャイアンツ)は2度、アルシデス・エスコバー(東京ヤクルトスワローズ)は1度。1969年の受賞者は18人中5人(27.8%)が後にNPBでプレーしたが、これまで、同じシーズンに3人(あるいはそれ以上)がNPBに揃ったことはなかった。

 1969年のゴールドグラブ受賞者のうち、クリート・ボイヤーウェス・パーカーデービー・ジョンソンの3人は、NPBでゴールデングラブも受賞した。ジョーンズ、パーラ、エスコバーのなかから、彼らに続く「日米ゴールドグラバー」が出てくるかもしれない。

筆者作成
筆者作成

 来年6月30日の時点で、ジョーンズは34歳、パーラとエスコバーは33歳。ゴールドグラブを受賞したのは、最も近いエスコバーでも2015年だ。それでも、彼らがNPBでゴールデングラブに選出される可能性は――ジョーンズの場合はDHがメインでなければ――ゼロではない。ちなみに、ジョーンズのDRSとUZRはここ4年ともマイナスだが、2度目のゴールドグラブを受賞した2012年も、この2つの守備スタッツはマイナスだった。

 なお、「日米ゴールドグラバー」は3人ではない。NPBで1994~2000年、MLBで2001~10年に受賞した、イチローが4人目だ。

 ジョーンズ、パーラ、エスコバーの他にも、「日米ゴールドグラバー」にリーチをかけている選手は少なくない。現役メジャーリーガーのうち、ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)は2007~08年、前田健太(ロサンゼルス・ドジャース)は2010年と2012~15年、田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)は2011~13年、菊池雄星(シアトル・マリナーズ)は2017年に、NPBでゴールデングラブに選ばれた。MLB移籍をめざしている秋山翔吾菊池涼介も、受賞回数はそれぞれ6度(2013、15~19年)と7度(2013~19年)を数える。

 2018年のア・リーグ投手部門におけるファイナリストの3人は、受賞したダラス・カイクル(当時ヒューストン・アストロズ/現FA)の他、コリー・クルーバー(当時クリーブランド・インディアンズ/現テキサス・レンジャーズ)と田中だった。