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今オフの「トレード候補ビッグ3」。ベッツ、リンドーア、ブライアントのうち、最も移籍しそうなのは…

宇根夏樹ベースボール・ライター
フランシスコ・リンドーア(クリーブランド・インディアンズ)Sep 2, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今オフは、ブロックバスター・トレード(大型トレード)がいくつも実現するかもしれない。ムーキー・ベッツ(ボストン・レッドソックス)、フランシスコ・リンドーア(クリーブランド・インディアンズ)、クリス・ブライアント(シカゴ・カブス)には、いずれもトレードの噂が浮上している。MLBネットワークのジョン・モロシは、複数の球団エグゼクティブの意見として、3人のうち少なくとも1人は移籍する、とツイート。ESPNのジェフ・パッサンは、移籍の可能性があるビッグ・ネームならぬモンスター・ネームに、この3人の名前を挙げている。

 ベッツはFAまであと1年、リンドーアとブライアントは2年だ。これまでに、彼らは球団が申し出た契約の延長を断っている。4月に「総額1億ドル以上の延長契約は、今年早くも8人目。一方でその潮流に背を向けた選手も」で書いたとおり、ベッツとブライアントが提示された契約は総額2億ドル以上、リンドーアは1億ドルだったようだ。

 ベッツとリンドーアの2人は、4年連続オールスター・ゲーム選出が示すように、好成績を残し続けている。ブライアントは昨シーズンこそ故障に泣かされたが、今シーズンは打棒を甦らせた。3人とも、球団としてはいい売り時だ。成績が下降すれば、トレード・バリューも下がる。

 リンドーアの移籍先は、早くも具体的な球団名が挙がっている。ロサンゼルス・ドジャースだ。モロシがそう報じている。遊撃にはコリー・シーガーがいるが、リンドーアが加入した場合、シーガーは三塁へ移ることになるだろう。三塁手のジャスティン・ターナーは、数年前まで控えのユーティリティだったので、二塁や一塁もOKだ。今シーズン、二塁のポジションを分け合った2人のうち、キーケー・ヘルナンデスは内外野をこなし、マックス・マンシーは遊撃以外の内野3ポジションを務める。

 これは、ドジャースが内野陣について温めている、2本のシナリオの一方だと思われる。もう一方は、FA市場に出ている三塁手、アンソニー・レンドーンあるいはジョシュ・ドーナルソンとの契約だ。

 

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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