故障者リスト入りの最短期間が、野手は10日、投手は15日に!? 二刀流選手の大谷翔平はどうなる?
現行のルールでは、故障者リストに入ってから、最短であれば10日で復帰できる。どうやら、それが変更されるようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンが、野手は10日のままだが、投手に関しては、球団がロースターを操作するのを防ぐため、15日になるだろうとツイートしている。
2016年までの最短期間は、野手も投手も15日だった。投手だけ、それに戻すということだ。
先発投手が10日の故障者リストに入って最短で復帰した場合、その10日間に9試合のスケジュールであれば、登板できない(代わりの先発投手が必要になる)のは1試合で済む。それが、15日だと2試合以上となる。前者であれば、その先発投手の登板を1度スキップしたい(飛ばしたい)と監督が考えた時に、実際には故障していなくても故障者リストに入れ、代わりにマイナーリーグから他の選手を補充することできる。
では、この変更が行われると、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のような二刀流の選手は、野手の10日と投手の15日、どちらの最短期間が当てはまるのだろうか。
野手として故障に見舞われたのか、投手として故障に見舞われたのか、によって分けるのは無理がある。故障の原因がいずれのプレーあるいは練習によるものなのか判然としないこともあるし、ストレッチやランニングの最中に故障するかもしれない。
考えられるのは、こうだ。故障者リストに入った二刀流選手は、10日経てば野手として復帰できるが、投手として復帰するまでには、そこからさらに5日、計15日を要する。このルールであれば、他の投手と比べても、不公平にならない。