日本シリーズの開幕投手。連続3年以上は千賀が3人目。2年連続で途切れた12投手のなかには工藤監督も

千賀滉大/2017年のWBC Mar 21, 2017(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 日本シリーズにおいて、2年続けて第1戦に先発した投手は15人を数える。そのうち、堀内恒夫は1969~72年に、4年続けてシリーズの開幕投手を務めた。山田久志は1976~78年に3年連続。他の13人は2年連続で並んでいるが、2017年から継続中の千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス)は、今年の第1戦も先発マウンドに上がり、記録を3年連続に伸ばす。

筆者作成
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 2年連続で途切れた12人中、在籍するチームが翌年も日本シリーズへ進出し、3年連続とするチャンスがあったのは、金田正一(1967~68年)と東尾修(1986~87年)の2人だけだ。当時、金田がいた読売ジャイアンツは、1969年も日本シリーズへ進んだが、第1戦は堀内が投げ、金田は第2戦に先発した。西武ライオンズにいた東尾は、1988年の日本シリーズでも第1戦に登板したが、先発ではなく、8回途中から投げてセーブを挙げた。この試合は、渡辺久信が先発した。

 なお、現在は福岡ソフトバンクで采配を振る――千賀を起用する――工藤公康は、1999~2000年に日本シリーズの開幕投手を2年続けた時、それぞれのシリーズで、異なる球団のユニフォームを着て投げた。福岡ダイエーホークスと読売だ。2000年の相手は、前年まで在籍していた福岡ダイエーだった(1999年の相手は中日ドラゴンズ)。ちなみに、工藤は西武時代にも2度、日本シリーズの第1戦に先発している。1990年から1994年にかけて、渡辺、工藤、渡辺、工藤、渡辺、と交互に日本シリーズの開幕投手を務めた。

 また、2006年と2007年の日本シリーズは、2年続けて第1戦に同じ2人、川上憲伸ダルビッシュ有が投げ合った。2006年は川上が白星、ダルビッシュは黒星。2007年は川上が黒星、ダルビッシュは白星。両年とも、第1戦に敗れた球団が、第2戦から4連勝した。