シーズン100敗が5球団も出てくる!? まずはタイガースが一番乗り

ビクター・レイエス(デトロイト・タイガース)Sep 8, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月8日、デトロイト・タイガースが1対3でオークランド・アスレティックスに敗れ、シーズン100敗(42勝)に到達した。

 今シーズン、100敗以上を喫するのは、タイガースだけではないだろう。62勝100敗の場合、勝率は.383だ。現時点の勝率のままだと、タイガース以外にも4球団、ボルティモア・オリオールズ(46勝97敗/勝率.322)、マイアミ・マーリンズ(51勝91敗/勝率.359)、カンザスシティ・ロイヤルズ(53勝91敗/勝率.368)、トロント・ブルージェイズ(55勝89敗/勝率.382)が、100敗以上となる。これまで、1シーズンに最も多かったのは、2002年の4球団だ。今シーズンは、それを上回る可能性もある。

筆者作成
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 これは「タンキング」のせいかもしれない。他球団より勝率が低ければ低いほど、翌年のドラフトの指名順位は上になる。

 もっとも、ここまで負けが込む球団が多くては、その効果も薄れる。100敗以上にもかかわらず、全体3位以内の指名権を得られない球団も出てくる。ちなみに、勝率ワースト1~5位の球団は、1試合の平均観客数でワースト6位までに入っている(ワースト2位はタンパベイ・レイズ)。

 一方、その反作用なのか副作用なのか、今シーズンは100勝以上を挙げそうな球団も多い。100勝62敗の勝率は.617だ。現時点では、ヒューストン・アストロズ(94勝50敗/.653)、ニューヨーク・ヤンキース(94勝50敗/.653)、ロサンゼルス・ドジャース(93勝52敗/.641)、アトランタ・ブレーブス(89勝55敗/.618)の4球団が、100勝ラインの勝率を上回る。ミネソタ・ツインズ(88勝55敗/勝率.615)も、ほぼライン上に位置する。

 同じシーズンに100勝以上は、3球団が最も多い。こちらも新記録となりそうな勢いだ。

 なお、昨シーズンは、100勝以上と100敗以上が3球団ずつだった。今シーズン、勝率トップ5の球団はいずれも地区首位に立っているが、昨シーズンは100勝のヤンキースが地区2位となった。ヤンキースと同じア・リーグ東地区には、108勝のボストン・レッドソックスがいた。他には、1980年のオリオールズ、1993年のサンフランシスコ・ジャイアンツ、2001年のアスレティックスが、100勝以上を挙げながら地区優勝を逃している。