ヤンキースが完封されるのは221試合ぶり。それってどれくらいすごい記録なの?

マイク・マイナー(テキサス・レンジャーズ)Sep 2, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月2日、ニューヨーク・ヤンキースが、0対7でテキサス・レンジャーズに敗れた。ヤンキースが完封されるのは、昨年6月30日以来だ。その翌日から220試合続けて、完封負けはなかった。

 このストリークの最長(1900年以降)は、1931~33年にヤンキースが記録した308試合だ。正確には、1931年8月3日から1933年8月2日まで。ちょうど2年間にわたった。それと比べれば、今回のストリークは88試合も短い。

 ただ、1931~33年のヤンキースに次いで長いのは、今回のヤンキースだ。【追記(9/4):ミルウォーキー・ブルワーズが1978~79年に記録した212試合と】シンシナティ・レッズが2000~01年に記録した208試合を上回り、1900年以降の2位に位置する。ちなみに、レッズは1999年の最終戦に0対5で敗れ、翌年の開幕戦(4月3日)から2001年5月23日まで、ストリークを継続した。

 昨シーズンのヤンキースは地区2位ながら、シーズン100勝は両リーグで3番目に多かった。今シーズンの90勝到達(9月1日)は、両リーグ一番乗りだった。

 もっとも、1931~33年のヤンキースは、3シーズンとも90勝以上を挙げたものの、ポストシーズン(ワールドシリーズ)へ進んだのは、1932年だけだ。1931年はフィラデルフィア・アスレティックスに13.5ゲーム差、1933年はワシントン・セネタースに7ゲーム差をつけられた。【追記(9/4):1978~79年のブルワーズは、両年とも90勝以上ながら、3位と2位。】

 1932年のヤンキースと同じく、2000年のレッズも、シーズンを通して一度も完封されなかった。だが、85勝しか挙げられず、地区優勝のみならず、当時はリーグ1チームのワイルドカードも逃した。翌年は、借金30の地区5位。ストリークが途切れてから負けが込んだが、ストリーク中の45試合も、19勝26敗と負け越していた。

 また、昨シーズンのヤンキースは、完封負けなしのストリークをスタートさせる直前に、19試合で4度、完封負けを喫した。

 なお、今回、ヤンキースのストリークを止めたのは、マイク・マイナー(7.1イニング)、ショーン・ケリー(0.2イニング)、エマニュエル・クラッセ(1.0イニング)の3投手だ。得点圏に走者を背負った3度のうち、1回裏の2死二、三塁と5回裏の無死二塁はマイナーが切り抜けた。8回裏の1死一、二塁は、マイナーからマウンドを引き継いだケリーが、2者続けて討ち取った。

 今シーズン、レンジャーズの完封勝利は9試合目。マイナーの単独完封は1試合ながら、マイナーがリリーフ投手とともに記録した完封は4試合を数える。